考えるタケノコのブロゴ

世界的ムーヴメントを引き起こしつつあるTwitter小説ニンジャスレイヤーを世に広めつつニンジャ真実に迫り、ついでに1000DHNJSPをゲットするブログス

俺は、ひとまずFGOの話を終える(前編)

 よく来たな。俺は、ジョン=スパイラル・グッドスターだ。今日が、このFGOブロッゴのいちおうの最終回だ。

 俺はFGOブロゴせいさんマシーンではないし、電撃攻略班でもない。勿論、マフィア梶田めいたライターでもない。ただの、どこにでもいる物書きだ。

 俺は一時期ブロゴではした金をかせごうとしたが、腰抜けのアマゾーンアソシエイトにリジェクトを食らった。それも二回もだ。俺はちゃんと書式を埋めた筈だった。俺はその頃はニンジャスレイヤーの記事を書いていたので、サイト内容にもきちんと「世界的ムーヴメントを引き起こしつつあるTwitter小説ニンジャスレイヤーを世に広めつつニンジャ真実に迫り、ついでに1000DHNJSPをゲットするブログス」としょうじきに書いた。いまだに、何が悪かったのかわからない。

 

 だが、それは今はいい。問題は、俺はFGOの話をしてマニーを稼いでいるのではないということだ。ガチャをまわすのにドリトスが要るように、個人の善意は有限だ。ガリア戦記にも多分書いてある。そうでないなら、誰もが、誰も彼もをドラゴンにする聖人や、ナックルをそうびした聖女になるしかない。

 

 俺はそうはなれない。俺はまだドリトスを買うために汗水たらして働かねばならないし、カネになる、もしくはそのかのうせいの高いテキストを書かねばならない。だから、このブロゴは、今回で一度終わりだ。

 

  そして、今日の俺がまず話すのは、マシュのことだ。

 f:id:dddrill:20170324124624p:plain

 

 マシュは、メキシコで言えばタコスのようなものだ。日本でいうと握り飯にあたる。あまりにも当たり前すぎて、しばしば料理として存在することをお前は忘れてしまう。しかし、彼女はお前と一緒に強くなっていく。

 はじめに言ってく。彼女の強化される能力については、俺はネタバレをする。たぶん大した内容ではないが、それでも気にするなら、お前はお前のファイアフォックスをバックさせろ。

 

 最初のころのバフは、ただの防御マシュはっせいそうちだ。スキルで防御バフをかけ、宝具でも防御バフをかける。FGOにまだ詳しくないお前は、「こいつはなんのために防御バフをだしているのだろう」などと思い始め。じょじょに心のラビュリントスに迷い込み、人生の意味について考えこむようになる。

 

 だが、そこに理由など無い。お前があの日、そこに居たから。ただそれだけで命を賭ける。マシュは、そういうサーヴァントだ。そして、お前の後輩だ。だから、ウジウジと無駄に悩むのは止めにしろ。代わりに、メキシコで彼女と生き抜くために、ニューロンをふり絞れ。俺は、そのために必要なことを少しだけ教えてやる。

 

 彼女の第一スキル「今は脆き雪花の壁」は、既に書いた通り、防御をすこし上げるスキルだ。他の防御バフと合わせない限り、ちょっとサーヴァントを場持ちさせるだけの技にすぎない。

 だが、第六章で、彼女は鋼の秘密を手に入れる。それと同時に、この防御バフは全サーヴァント最高峰の防御スキルへと進化する。

  強化後の「誉れ堅き雪花の壁」には1回限りのダメージカットが付いているのでお前は使用タイミングを選ぼうとするかもしれないが、その必要はほとんど一切無い。最終的に3ターン持続の防御バフを5ターンごとに張れるというよくわからないスキルになり、使っている時間の方がスキル切れの時間より多くなるので、「アッ防御バフが切れた!」みたいなタイミングで雑に使う……そういう感じでいい。但し、第二スキル(この後説明する)をじぶんにかける場合や、マスター礼装の緊急回避などを重ねて使う場合は、ダメージカットは無駄になるのでちゅういせよ。

 

 そして、第二スキル、「時に煙る白亜の壁」……恐らく、マシュの強化前にお前が一番世話になるスキルだ。これは、味方に無敵の護りを与え、ついでにナチョスを与える。そう……彼女も、ナチョスファミリーのいちいんなのだ。但しまだバイトなので10~20ナチョスを一体に与えられるだけだ。

 どちらの効果が本体なのか迷うところだ(状況によって変わるだろう)が、とにかくこれは完全にアタッカーをバンデラスにするためのスキルだ。敵の宝具ターンにこのスキルをアタッカーに使い、宝具クロスカウンター……そして、次のターンで最後に生き残ったアタッカーが相手を殴り倒す。

 このコンボは、お前のニューロンに強烈なかいかんを刻み込むだろう。しかし、最近は「無敵貫通」攻撃をしてくる、騎乗フィメール・タルサ・ドゥームとかもいるので、注意せよ。メキシコのジャングルを甘く見てはいけない。

 

 この2つのスキルの時点で、強化後のマシュは既にサーヴァント一人分のかつやくをしていると言えるだろう。バーサーカー相手でも等倍の相性や、出演コストがタダであることを考えれば、お釣りが出る。

 しかし、まだ2つの武器がマシュには残されている。この2つの連携こそが、ある意味ではマシュの本体だ。

 

 鍵は、第三スキル、「奮い断つ決意の盾」の使いどころだ。2つある効果のうちの一つは、ターゲット集中。1ターンしかないが、盾サーヴァントらしい能力だ。そして、もう一つは……「NP獲得量アップ」だ。

 慌て者のお前は、この文字を見た瞬間、腰抜けの効果だと思い込んでしまう。だが、それは愚かな過ちだ。マシュのテキストをよく見ろ。「NP獲得量『大』アップ」と書かれている。全く別物だ。

 どのくらい別物かと言えば、このスキルを使ったマシュが、ちょっと初手Aで3rdAするだけで高速詠唱みたいなナチョスの貯まり方をする。アーツチェインすら不要だ。アーツクリティカルなどしようものなら、一しゅんで宝具が使えるようになるだろう(但し被弾時のお情けナチョスは増えないので注意せよ)。

 このスキルの運用法は、2つある。一つは、ターゲット集中を生かして、敵のチャージが溜まった時に使い、第二スキルと合わせて単体宝具を完封すること。もう一つは……ナチョスをつくることだ。

 

 勿論、この2つを両立させるに越したことはないが、現実はそんなに甘くない。お前は常に選択をし、何かを捨て続けなければならない。そうしなければ、お前はメキシコでハゲタカの餌になる。

  しかし、マシュの宝具が使えるなら、彼女は凶悪なハゲタカやワイバーンからもお前を 守ってくれるだろう。お前を、メキシコで野垂れ死ぬ運命から救ってくれるだろう。

 その盾の名は、ロード・カルデアス。真の名は別にあるが、俺はそれを努めて秘する。だから俺は仮に「防御力アップ盾」と呼ぶことにする。マシュの「防御力アップ盾」は、その名の通り防御力をアップする宝具だ。そして、強化後には自分以外のこうげき力もアップする。つまり、ロード・バンデラスだ。

 

 ここまでで勘の良いお前は、マシュの第一スキルと宝具の効果が、一部被っていることに気付くだろう。それが意味することは何か。重ねて使えるのだ。

 FGOのきほんは、バフを重ねることだ。マシュが第一スキルと宝具を重ねがけした場合、受けるダメージは半分以下になり、そこから更にダメージカットで固定値が引かれる。恐ろしいことだ。つまり、もしマシュが二人いたら……そういうことだ。

 

 だから、マシュを使った戦い方には、ひとつの秘奥がある。それは、「耐久パーティー」、略して「耐久パ」だ。「パ」は決して、パラッパラッパーの略ではない。

 耐久パのメンバーとしては、まずマシュ。アンデルセン。そして、玉藻(フォックス)や、白い聖女、水着の王女(にゅうしゅ不能)、メディアリリィ、ナチョス屋の親父……ブリテン屋台の親父……あと、アステリオスや、時々ブーティカも加わることがある。

 具体的に組むと、こんな感じになる(あくまで一例だ。もっと効率的な方法もあるが、お前が自分で探して欲しい)。


f:id:dddrill:20170324181132j:image

 このパーティーは、無慈悲な防御バフ(攻撃デバフ)の重ねがけと、HP回復手段、チャージ減少や無敵による宝具対策……そして味方のためのナチョスきょうきゅうやスキルチャージなどの戦闘時間加速手段、これらを複数人のサーヴァントで分担することによって成立している。

 もしも、先程あげたメンバーから適切な三人を組み合わせたならば。そこに生まれるのは、合計60~100%超くらい のバフをかけ続け(むしろかけすぎないよう注意する必要がある)、敵の攻撃を寄せ付けず、僅かに受けたダメージを回復し、戦場に立ち続ける。「敵を倒す」ことよりも、「死なない」ことを目的とした、タフすぎるこうせいだ。

 その戦い方は、俺が遥か前に俺が解説したアステリオスとよく似ている。と、言うよりも、「アステリオスの働きをパーティーで分散することで安定動作するようにしたもの」が耐久パである、とも言えるだろう。

 

 ただし、パーティーにアタッカーがいない場合、戦闘が100ターンとかになることがあるので、敵の命運よりも先に、お前のちゅうい力やスマッホのバッテリが尽きることがある。ちゅういせよ(そもそも、普通に戦った方が早い)。

  注意力と予備バッテリせえ用意すれば一見無敵に見える耐久パにも、弱点はある。最近は敵がバフやデバフの解除スキルを使うことが増えてきた。バフを解除されれば、お前の耐久パはメキシコに丸腰で佇むことになるだろう。その場合、耐久パをベースにアタッカーを追加する等、改造が必要になる。

 そして何よりも、天敵が居る。それは、コイツだ(画像はタフなフレンドの天草四郎だ)。

 
f:id:dddrill:20170324181216j:image

 

 この天草四郎の宝具は、バフ解除能力を持っている。しかも厄介なことに、バフ解除をしてから全体攻撃を撃ち込んでくるのだ。あと、ナチョス系スキルを持っているし、本体クラスがルーラーなせいで攻撃が半分しか通らない。

 もしもお前がクエストで天草四郎を見かけたら、まず真っ先にすることは島原の乱のちん圧になるだろう。

 

 

 マシュは誰もが持っている、ほとんど最強の盾役サーヴァントだ。そして、耐久パというのは、メキシコで死なないための、(少なくとも今のところ)究極の手段だ。これが俺の今回言いたいことだった。

 しかし、耐久パに向くサーヴァントには、性能的な縛りがある。お前は、お前の好きなサーヴァントで戦うことを諦めねばならないかもしれない。

 或いは。サーヴァントのレベルを上げ、再臨をし、スキルのレベルを上げ、パーティーを最適化し。幾つものメキシコを救った果てに、あらゆる策を尽くしても、勝利に手がとどかない日がお前に訪れるかもしれない。

 俺は次回。このブロゴシリーズの最後に、その時の話をする。

 

お前はサーヴァントをキャスティングする

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。

 俺は、今日まで様々なサーヴァントの記事を書いてきた。だがそれは、すべて今日この日のためだ。
 お前は、5にんのサーヴァントとフレンドのバンデラスでパーティーを組み、メキシコやメキシコを蹂躙しているだろう。今日は、そのパーティーの組み方の話だ。今回は少し初心者向けだ。そして、少し長くなるが、映画一本と比べれば短いのであんしんしろ。


 そう、パーティーの組み方は、えいがのキャスティングに似ている。
 大事なのは、四つ。①クラス相性②カード割合③役割分担④コスト。四つだ。このすうじは、今までに無い複雑さを示している。①のクラス相性については、お前は既に知っている筈だ。なぜなら、チュートリアルとかでやるからだ。
 バーサーカーの攻撃は1.5倍とか、シールダーはバーサーカーからの攻撃も等倍とか、そういう複雑な事情を除けば、クラス相性は一番簡単なことだ。だから例えば、FGOを初めてすぐのお前は、敵が相手がワイバーン(ライダー)の群れならばこういうパーティーを組む。


・お前がやりがちなパーティーの組み方①

f:id:dddrill:20170323224959p:plain

 クラス相性は理解しているので、お前は高レアリティからじゅんに有利属性のサーヴァントをならべはじめる。

 しかし、この状態では、お前のパーティーはただのモヒカンの群れでしかない。バンデラスからもほど遠い。
 モヒカンでも、腰抜けのワイバーン程度は撃退できるし、初期のFGOではこのタイプのパーティーでも充分生き抜けたが、真なるメキシコでは通用しない。例えばハサン(腕が長いやつだ)やクーフーリン(どれでもいい)は、この「ひたすら並べる」闘い方に向いているのでもてはやされたが、お前が腰抜けになるといけないので俺は敢えて解説してこなかった(勘違いしないで欲しいが、コイツらは死ぬほど強い)。
 何故なら、このタイプのパーティーで下手に戦えてしまうと、お前の頭はすぐ気を抜いてララランドしてしまうからだ。ララランドを見ろ。そして、タフになれ。

 同じクラスのサーヴァントを並べたパーティーは、例えば全員がうちゅう飛行士とか、全員が兵士とか、そういうジャンルの映画のようなものだ。必ずしも間違いではないが、注意を要する。
 自分のサーヴァントが死なない前提で、尚且つ十分に戦力がバンデラスなら、この戦い方は正解なこともある。なぜなら、単純にレアリティの高いクラス有利サーヴァントで殴る方法は、戦闘が早く片付く筈だからだ。バンデラスが1人よりも2人の方が4倍強い。単純な理屈だ。これは、俳優のちめいどとかでゴリ押し宣伝する映画のようなものだ。

 しかし、そうでない場合は違う。はっきり言う。お前のサーヴァントが未熟なら、お前のサーヴァントはすぐ死ぬ。というよりも、死なねばならない
 これも単純な計算だ。俺はもう何度も言っているが、FGOはコマンドオーダーバトルだ。強いサーヴァントのカードを選ぶ機会は、多いに越したことはない。つまり、強いバンデラス1体+弱いサーヴァント2体よりも、強いバンデラス1体の状態の方が、圧倒的に強いのだ。

 だから、必要なスキルなどを撃ち切ったら、盾になって死ぬことを考えろ。お前のサーヴァントはウォー・ボーイだ。イカレたメキシコで、イカレた棒高跳びをして死んでいく。そして最後に生き残ったマックスとかバンデラスとか蛮人コナンとかが、敵をボコボコにする。
 しかし、ウォーボーイたちの死は無駄ではない。死に際を見極めろ。如何に長生きするかより、如何に苛烈に生き、そしてバフとかをこうせいに残すかを考えろ。
 
 同じクラスをただ並べることの弱点は、他にもある。それは……「スター集中」だ。同じクラスのサーヴァントはスター集中率が偏っており、スキルを使わない限りスターのコントロールが難しい。バンデラスは1人よりも2人の方が強い。しかし、3人の方が強いかは、実はわからないのだ。

 だから例えば、時にはクラス相性を逆手に取り、スターの集まりづらいバーサーカーやブシェミなどを脇に添えてバンデラスをスターにし、弱いのサーヴァントを先に倒してもらう、という戦術すら有効な場合があるのだ。

 色々書いたが、俺が言いたいのは、もっとも強き男がもっとも輝くのは、戦場の終わりに一人で立つ時だということだ。


 ここまでが、レッスン・1だ。
 レッスン・2。お前は、サーヴァントが死ぬことを理解した。次に考えることは、「死ぬまでに何をするか」だ。「スキルとか宝具を使うんだ」と思ったお前は正解だが、スキルにのうを汚染されているので洗浄とかせよ。
 映画でも、大事なのはストーリーだ。ストーリーにあったキャスティングをお前はしなければならない。例え、お前のサーヴァントが何ら有効なスキルを持っていなくても。台詞もなくただその辺に突っ立っているだけのサーヴァントでも、ストーリーの上で出来ることはあるのだ。それは、「カードを供給すること」だ。

 お前は、②の「カード割合」をお前は考えねばならない。サーヴァントはそれぞれ持っているコマンドカード(ABQ)の割合とか性能とかが違う。そのことだ。
 コマンドカードの細かい仕様(カード種チェイン、ブレイブチェイン、手番ボーナス、1stボーナスetc)について、俺は一々解説しない。知りたいなら、おき太とノッブの解説を読み直せ。俺はお前のママではないので解説はしないが、おき太には母性を感じている。

 話を戻す。問題は、カード配分の話だ。カードチェインについてだけは理解したお前は、こういうパーティーを組み始める。

・お前がやりがちなパーティーの組み方②

f:id:dddrill:20170323225322p:plain


 この例では、頭がバスターにおかされてしまっている。手遅れだ。こういうバスター脳の根深いところは、「最適解である場合が少なからずある」ということだ。単純にバスターチェインしていても、いつかは敵は死ぬ。それで何も問題は無い。但し、それがお前のサーヴァントが死ぬより早いならばだ。

 バスターチェインで死なないタルサ・ドゥームを何とかするには、お前はナチョスやクリティカルスターに気を配らねばならない。
 だからといって、アーツやクイッkなら良いというものでもない。特に何も考えずにA9枚みたいなパーティーを組むヤツはナチョス依存症だし、「クイックしてる俺かっこいい」「星が出ると心がフワッとする」みたいな思考でQ9枚みたいなパーティーを組むどうしようもないお前は、クイックこうせいしせつに再び送られることになる。初手バスターの大切さとかを学べ。

 前に少し言ったが、カード性能はサーヴァントによって違うので、一概には言えない。しかし、例えば「アーツカード9枚+アーツ宝具3枚」みたいなナチョスいぞんしょうパーティーは、他にクリティカルスターを出す手段が無い限り、却ってダメージ効率が悪いことが多い。幾つかの星5ではバンデラスのようなカード性能でこの壁を超えることもできるが、そうでないなら好き嫌いせずカードを取る必要がある。

 アーツチェインやクイックチェインは、決して悪ではない。但し、お前はバスターを軽んじてはならない。1stボーナスやカード順ボーナスを忘れてはいけない。時と場合を選ぶことだ。そうしなければ、お前はナイフを構えたダニートレホの前でゆうちょうに拳を握り始め、むざんに屍をさらすことになる。

 例えば俺は、普段はアーツやクイックを使ってナチョスを溜めながらバスター宝具を確保しておき、クリティカルが出そうなターンで初手に使ってダメージを増やす、という運用をすることがある。1stボーナスは、けっこうダメージが増えることがあるからだ。そして、ヒット数が多いエクストラアタックを狙える状況なら、頭をQにして、スター発生を狙ったりもする。
 コマンドカードの選び方は、極めてデリケートな問題だ。しかしヒット数の多いカードを後に持ってくるとか、そういう基本は存在する。そして、お前はカードの枚数をコントロールすることができるのだ。


 次は、レッスン3だ。
 お前は次第に、カード供給だけでは飽き足らなくなる。スキルや宝具を使いたくなってしまう。気の早い奴は、既に使っているかもしれないが、一度脳を巻き戻せ。
 ここで役に立つのは、今までのサーヴァント紹介記事だ。紹介しなかったヤツについては、SiriだかWikiだかに聞け。そして、有用なスキルを見つけ出せ。バフは重ねがけしろ。スキルや宝具は、組み合わせ次第でシナジーすることがある。キャスティングの参考にすることだ。

 しかし、スキルという存在はあまりにも漠然としすぎている。宝具もだ。お前はその名前やふくざつな効果に惑わされ、スキルの使いすぎで記憶が磨耗し、いんけんな神父と殴りあった末に義理の姉の名前まで忘れてしまうことになるなどするだろう。
 そうなってからでは遅い。
 だからここでお前は、いにしえの言葉を思い出す。「サーヴァントによって得意なことは違う」……確か、『フレンズ』というドラマ(腰抜けのえいかいわ教材とかに使われてるやつだ。但しヴァンダムやブルース・ウィリスがゲストで出てくる)に、そんなセリフがあったような気もする。
  
 大事なのは、役割分担だ。もっとも分かりやすいのは、「アタッカー」と「サポート役」を分けることだ。アタッカーは、つまり敵を力強く殴る、主役のバンデラスなどだ。フレンドから借りてもいい。そしてサポートは、ナチョス屋の親父や貧弱などうわ作家、ゲオルギウス……そういう奴らだ。脇役かもしれないが、重要だ。他にもサブバンデラスとかも居るが、めんどうなので省略する。
 レッスン1でも俺は言った。2バンデラスは1バンデラスより強い。だが、3バンデラスは2バンデラスより強いとは必ずしも言い切れない。主役だけの映画は殆どの場合成立しないのだ。サポート役が必要なのだ。バンデラスが多すぎると、お前の船は車爆弾めいてメキシコでむざんに空中分解することになるだろう。

 こうして役割分担を決めてサーヴァントを育てていくと、次第に、ウォーボーイのごとく散るだけだったお前のサーヴァントも少しはできることが出てくる。少なくとも、仲間が腕立て伏せしている間ドーナッツを齧り続けるような奴ではなくなるだろう。


 最後のレッスンは、コストについてだ。コストというのは、予算のことだ。ある意味最も重要ながいねんだ。いくら有用なサーヴァントでも、コスト……出演料の縛りからは逃げられない。そもそもトリプルバンデラスすると出演料が足りなくなって概念礼装が付けられなくなるし、ブルース・ウィリスはエクスペンダブルズを降板することになる。お前が星5を並べて戦おうとしても、FGOがそれを許さない。

・お前がやりがちなパーティーの組み方③
f:id:dddrill:20170323225624p:plain
 ゆうめい俳優を使いすぎるとこうなる

 だから、俺は出演料の安い低レアリティのサーヴァントについてかいせつしてきた(ナチョス屋の親父は例外だ)。フレンドのサーヴァントはタダで借りられるので、それを使うのもいい。お前がタフになって予算を増やすのも手だし、概念礼装をケチるとか、そもそも出演者……サーヴァントの数を減らすこともできる。予算は、何をするにも必要だ。だから、お前は予算を大事にしなければならない。

 ……但し、一つだけ例外がある。それは、マシュ・キリエライトだ。彼女は身内で、言わば助手めいた存在なので、出演料がかからない。しかも、最終的には優秀な助手になり、サポート役として恐ろしい強さを発揮する。


 これで、レッスンは終わりだ。俺は、全てを伝えきれてはいない。今回示した指針……
・サーヴァントは死ぬことを理解しろ
・コマンドカードいぞん症になるな
・バンデラスだけで映画は撮れない(『オートマタ』とかは例外だ)
・マシュの出演料はタダだ
 これらは、あくまで一つの指針に過ぎない。
 俺を信じすぎるな。俺が今回言いたいことは以上だ。

 俺は次回、マシュと、そしてお前のサーヴァントが限界を打ち破る方法について説明する。
 このブロゴも、次回でひとまず最終回だ。

俺は今までのメキシコを振り返る

 よく来たな。俺は、ジョン=スパイラル・グッドスターだ。今日は、ざんねんだが特に目新しい話はない。その代わり俺は、今までの記事とかを振り返る。前回の記事で「あと2回」と言ったが、今回はそうしゅうへんでカウント外なので、あんしんしていい。

 

 俺がメキシコについて知ったのは、ミスター・逆噴射聡一郎の記事だ。ミスター・逆噴射聡一郎はニンジャスレイヤーという小説をほんやくしているチームの友だちのコラムニストで、ドリトスを食べたてドンタコスを燃やしてバンデラスの話とかをしているタフガイだ。

 俺とは赤の他人だが、最初に俺は彼の文章を読んだとき(ドリトスかクナイの話だった)、衝撃が走った。なんてスゴイ文章なんだ。俺は、この力が欲しい。そう思った。それはあの日、親のお下がりのノートPCでキノコ・ナスのゲームをプレイした時と言わば同じ衝撃だった。

 その時から俺は、世界がメキシコであると気付いた。そして、文章力を磨いた。

 結果として、俺はこの文体を身に着けた。ついでに小説の賞とかも取ったが、その話は今はいい。だが、この文体は所詮コピーだ。ミスター・逆噴射聡一郎の文体を複写して、誰にでも使えるよう調整したものだ。FGOの連載が終わった後、俺はこの文体についての記事も書くかもしれない。

 俺が使う文体を、俺は「逆噴射マイルド」と勝手に名付けている。これは、言わば擬似的なメキシコ……つまりは、合成化学メキシコだ。そしてこれは、誰にでも使える、ただの技術だ。

 

 俺がFGOを始めたのは、2015年8がつ9日のことだ。この頃のFGOは、今とはまったく別物だった。俺達はバーサーカーで敵を殴るのが正義だと思っていたし、バスターブレイブチェイン以外にきょうみは無かった。回避や無敵スキルを持っていないヤツは雑魚だと思っていたし、ジャンヌ・ダルクは神だった。そして、ナチョス屋の親父はまだ開業すらしていなかった。

 

 それから、1年半が過ぎた。その間、FGOでは色々なことがあった。2人しか居なかったアーサー王も、今では野球ができるくらいにまで増えた。そして俺は、ある日気付いた。FGOは、メキシコなのだと。

 

 そして、この記事が生まれた。

kantake.hatenablog.com

 きほん的には、この記事にはFGO初期に必要なことが概ね詰まっている。だから、俺は続きは書かないつもりだった。

 しかし、フレンドについては不足だと思ったので、次の記事を書き。

kantake.hatenablog.com

 サーヴァントの運用法について不足だと思ったので、確実に手に入るダビデについて付け足し。

kantake.hatenablog.com

 そしてイベントについて触れ忘れたので、もう一本記事を書いた。

kantake.hatenablog.com

 俺は最初は、FGOとニンジャスレイヤーの両方を知っている奴らが見て、クスっと笑えればいいと思っていた(じつはFGOのコアプレイヤーにはニンジャヘッズがたくさん紛れ込んでいる)。それだけのブロゴ記事のはずだった。しかし、記事のリツイートンは思いの外伸び続けた。「ニンジャスレイヤーには三億人読者が居るからこういうこともあるさ」と鷹揚に構えていた俺も、だんだん放っておけなくなった。

 そして、俺がTwitterで調べていくと、どうもオリジナルの逆噴射文体を知らないFGOプレイヤーが記事を呼んでいることを知った。普段月間1000PVくらいの俺のブロゴは、時々だがかなり高い数字になりはじめていた。

 

 「もう二本だけ」そのつもりで、俺はアンデルセンとゲオルギウスの紹介記事を書くつもりだった。ブロゴの紹介ツイートがバズったので、3月7日の俺のブロゴのPVはもはやよくわからない桁にまでブッ飛んだ。

 ……そして、よりによってそのタイミングで。この記事がとうかされた。

diehardtales.com

 これは言わば、モノマネをしている時に後ろから本人が出てきたような状況だ。「いまさら後には退けない」。俺はそう思った。

 そこから先は、サーヴァント紹介記事をひたすら書いてきた。しかし、俺は別に本業を抱えている。そして、ウェブ小説の連載も抱えている。ここ二週間のスケジュールは、詳しくは書けないが、そうとうヤバいことになっていた。しかしおかげで、俺のテキスト生産のうりょくはかなり向上した。

 スケジュールとクオリティを天秤にかけて、俺はこの記事連載を一度終わらせることにした。

 

 ものごとには、いつかは終わりが来る。このブロゴで毎日のようにやっているFGOの紹介はあと2回で終わりの予定だが、多分サーヴァント紹介とかはその後も不定期にやると思う。このブロゴの記事をリライトしてFGOのウスイホオンを作るという話も、あったりなかったりする。

 

 俺が、この記事で言いたかったことは、ただひとつ。「ありがとう」その五文字だけだ。

エウリュアレはバンデラス・キラーだ

 よく来たな、俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。お前は恐らくまだ本能寺ポイントを集めていると思うが、今日俺が話すのは、メキシコを救うことに行き詰まっているお前にかんすることだ。

 

 フレンドバンデラスと、サポート用のサーヴァントやブシェミの組み合わせで、恐らくお前は第五メキシコを救うことは出来たと思う。だが、その次に待ち構えているのは、真なるメキシコだ。

 第六メキシコ、エルサレム……磔刑の後に復活した男が、魚とかを投げてゾンビと戦う、約束の地……お前は、この場所がどこかわからずSiriに聞いたり、スマッホで調べたりしようとする。だが、そんなことをせずとも、あのダビデの出身地の隣町だと聞けば、お前はこの地が今までに無い過酷なメキシコであることを瞬時に理解するだろう。

 しかし、今回俺がするのは里帰りするダビデの話ではない。緑のフードを被った、有能だがしょうしん者のサボタイの話でもない。タフなベイブの……とある女神の話だ。

 

 俺は今まで、星3サーヴァントの話を殆どしてこなかった。そして何より、女性サーヴァントの話を全くしてこなかった(前回の牛若丸は史実では男だ)。

 何故か。星3サーヴァントは、手に入れるのが大変だからだ。お前がドリトスガチャを溶けるほど回していれば、副産物で手にはいるかもしれないが。そうでない場合……コネポイントでまわすガチャからは、星3はほとんど出ない。

 そして、星3以下のサーヴァントは、おおむねタフガイばかりだから、俺の紹介するサーヴァントも偏った。それだけのことだ。

 

 しかし、今回はとくべつだ。

 

 俺が今回触れるのは、星3のアーチャー、エウリュアレだ。

 

 f:id:dddrill:20170317124319p:plain

 第三メキシコ湾でストーリーに登場した彼女を、お前は知っているだろう。しかし、お前のカルデアでの出番がほんかく的に来るのは少し先だ。

 彼女は、第六メキシコで詰まったお前にとって、正にすくいの女神となってくれるだろう。具体的には、セイバー・バンデラス・キラーとしてかつやくする。

 

 俺はネタバレはあまりしないが、第六章にはふざけた能力を持った騎士が出てくる。聖なる手りゅう弾とか、そういう類のモンティ・パイソンみたいなやつだ。もし、そういうヤツが3つかぞえないうちにグレネードを投げてくるようなら、ハラペーニョバーを長押しすると使っているチートの内容が見られる。ついでにバフ・デバフの内容が見られる。お前はもう知っているかもしれないが、俺はわりと最近まで知らなかったので、念のためここに書いておく。

 

 しかし、騎士のほとんどはセイバーで、ある共通点がある。なので、エウリュアレがすさまじくよく効く。その秘密は、彼女の宝具だ。エウリュアレの宝具は、男性……つまり、バンデラス特効なのだ。

 

 俺は、これからエウリュアレの使い方を書いていく。但し、このベイブが役に立つのは、主にボス戦なので、お前はパーティーを辿り着き、既にボスまで辿り着いたものとする。そして、エウリュアレの運用は「どう宝具を撃つか」にかかっている。

 まずボス戦2ターン目あたりで使うのは、第一スキル「吸血」……これは一見チャージ減少スキルに見えるかもしれないが、実は偽装ナチョス釜だ。こいつは、ナチョス屋の親父から通販しなくても、自家製ナチョスを作れるのだ。こちらがスキルの本体なので、チャージ減少のことは忘れて、出撃時に真っ先に使ってしまってもいい。

 その後は適当にアーツチェインとか3rdAとかしながらナチョスを溜めていく。サポートにアマデウスを付けるのも手だが、そこまでしなくてもナチョスを貯めることはできるだろう。

 

 そして、もし先に敵のチャージが溜まったら、第二スキル「魅惑の美声」を使う。これも異性……つまりバンデラス属性の敵一体を1ターン「魅了」し、攻撃を遅らせることができる強力なスキルだ。具体的には、騎士とかそのへんに通じる。スプリガンはダニートレホなので通じないし、女サーヴァントやアマゾネスは女バンデラスなので通じない。気を付けることだ。

 ところで、何故このタイミングで使うかといえば、FGOの敵は「魅了」された状態でも宝具チャージが増えるからだ。だから、相手のチャージが満タンの状態で「魅了」使うと、チャージを1つ無駄にさせることができる。

 ……そして、何より気を付ける必要があるのが、100ナチョス先に溜まった場合だ。実はエウリュアレの宝具には、第二スキルと同じ「対バンデラス魅了」が高い確率で付く。どうしても敵の行動を封じたい場合を除いて、第二スキルと宝具を同じターンに使うと、効果が無駄になるので気をつけろ。

 

 言い忘れたが、第三スキルは、自身のアーツ強化……つまり、実質的な宝具強化スキルだ。3ターン持続なので、「ナチョスが少し足りない……でも吸血は使ってしまった……」みたいなどうしようもない状況に陥った場合、ナチョスの足しにすることもできる。エウリュアレをアタッカーに据えるなら、確実に恩恵が得られるタフなスキルなのだ。

 

 見て分かる通り、エウリュアレは第二スキルと宝具は相手がバンデラス性でなければ通じない。つまり、織田信長のように、宝具やスキルの特攻が通るか通らないかで強さがかなり変動する。つまり、敵を選ぶ必要があるサーヴァントだ。

 しかし、エウリュアレの場合はバンデラスという極めて大雑把な括りで、しかも第六メキシコには男性のセイバー・バンデラスが沢山出てくる。それが彼女が輝く理由だ。

 付け加えるなら、人類の半分はバンデラスなので、彼女の宝具やスキルは第六メキシコ以外でも使い道がある。相性が等倍でも対バンデラス戦ならば割と火力が出るのだ。

 

  但し、やはり多少クセがあるので、ステータスは念入りに上げておけ。育成順序としては、メインアタッカーで一番最初に育てる、くらいのつもりでいろ。それから、適当に育てた里帰りダビデ(多分心臓とかが足りないので育てきれないだろう)を並べると安定する。ダビデは本当に頼りになるヤツだ。

  エウリュアレは、全体としては、かなりレベルを上げないと機能しづらいが、完全体ならば星5すら凌駕する性能を発揮することがある。そういうタイプのサーヴァントだ。

 

 念のために書いておくが、俺は決して「エウリュアレを育てなければ第六メキシコを越えられない」などというふざけたことを言うつもりはない。お前が育てるのは、緑の森のサボタイでもいいし、ダビデでもいい。なんなら、ノッブでもいいだろう。フレンドのオリオンとかでゴリ押すことも、不可能ではない。

 お前のメキシコには、お前のドラマがある。俺はただ、方法の一つを紹介しただけだ。

 

 第六メキシコより先の戦いは、本当に厳しい。準備を十ニ分に整えた筈のマスターですら、大いに苦しめられた真のメキシコだ。お前がクリアを急ぐなら、時には令呪やドリトスを使う必要もあるだろう。そして時には、諦めそうになることもあるだろう。そういうときは、FGOから距離を取ることも必要かもしれない。

 だが、ストーリーのメキシコをクリアできるのは、一度だけだ。それを「一度でこの苦しみが終わる」と思うか、「一度しか楽しめない」と思うかはお前次第だ。俺は、できれば後者であって欲しいと願う。

 

 決して、諦めるな。俺が今回言いたいことは、それだけだ。

 

 ……これで、俺は基本7クラスのうち、6クラスのサーヴァントを紹介した。この連載も、あと2回でひとまずおわりだ。

お前が牛若丸について考えること

 よく来たな。俺は、ジョン=スパイラル・グッドスターだ。俺はすさまじい量の本能寺ポイントを稼いでいるが、誰にも分けるつもりはない。そもそも、そういうシステムはじっそうされていない。タフになれ。

 

 そして俺は、本能寺ポイントを集めるために燃え盛るメキシコを駆けながら、今までのブロッゴの記事を見返した。すると一人、まだきじを書くべきなのに書いていないサーヴァントがいることに気付いた。それは、星3のライダー、牛若丸だ。余談だが、本能寺イベントでとっこうサーヴァントにも選ばれている。

 

f:id:dddrill:20170316210907p:plain

 

 ちなみに、何故書いていなかったかというと、俺のカルデアには他にもライダーが沢山居るからだ。メキシコの海を荒らす髭のかいぞくや、トナカイに乗ったサンタ・ムエルテ……そして、メキシコの大地を照らすルチャの女神……そういう奴らの中に、いつしか牛若丸はうもれてしまっていた。

 だが、かつてまだ、俺のカルデアが弱かった頃。メキシコを生き抜く力となってくれたのは、間違いなくコイツだった。しかし、俺は恩知らずにもそれを忘れていた。俺はメインバンデラスの話をするとき、真っ先にこいつの名前を挙げるべきだった。

だから俺は、今回牛若丸のかいせつをする。そういうことだ。

 

 牛若丸というのは、日本でゆうめいなふりょうで、日本固有のフェアリーである天狗とも関わりの深いじんぶつだ。しかし、FGOでは、恐らくメキシコどうぶつえんから逃げ出したタヌキが化けている。だからジェットパックでロケッティアめいて空を飛んだりはしない。代わりに、船上を跳ねる。そして、服というもののがいねんについて理解していない。

 牛若丸本体はかなり思いやりがなさそうな性格をしているが、タヌキはとても情け深いどうぶつだ。雄雌のつがいを作り、死ぬまでずっと行動をともにすると言われている。

 そのせいかは知らないが、牛若丸のスキルにはメキシコらしからぬ思いやりが感じられる。第一スキル「天狗の兵法」や、第二スキル「カリスマ」……これはどちらも、味方にも効くスキルだ。しかも、使用タイミングをあまり選ばない。天狗はNP(ナチョスポイント)かくとく量を増やし(ノッブの戦略と同じスキルだ)、カリスマはいい加減聞きあきたと思うが、火力を上げて味方をバンデラスにするスキルだ。

 もちろん、「天狗の兵法」はアーツ・クリティカル・オーバーキル(アマデウス回を参照せよ)などと組み合わせると有効なのは言うまでもないことだ。とにかく、牛若丸はバフはっせいそうちとしても使えるようになるので無駄がないことをお前は理解した。

 ちなみに、第三スキルはとても手間がかかるが、回避によって低めのHP(ハラペーニョ)を補うこともできるけんじつな存在だ(スター発生率UPは忘れていい)。気軽には使えないが、あると便利というエリクサーめいた距離感と言えるだろう。

 

 次に、俺は牛若丸最大の強みである宝具の話をする……のだが。俺はその前に、今まで避けていたヒット数のはなしをしなくてはならない。

 ヒット数というのは、映画のヒット作に似ている。ようするに、プロデューサーとかひょうろん家とかを痛めつける回数のことだ。一度に身包みを剥ぐのは、あまりかしこいやり方ではない。相手が逃げるリスクが高まるからだ。しかし、ひょうろん家を小刻みにシェイクしながらこうげきすることで、お前はたくさんのナチョスやスターを得ることが出来る。なので、「ナチョス獲得量UP(天狗の兵法とかだ)」「スター発生率UP」のようなスキルは、実はヒット数が大きくなるほど効果が大きい。

 このヒット数は、サーヴァントごとに決まっている。A、B、Qとエクストラアタック(ブレイブチェインで出る)、宝具にそれぞれ決まっているのだ。とくにエクストラアタックや宝具は(出せれば)ヒット数がたくさんなことが多い。

 例えば、カエサルの宝具は10ヒットもする。これだけヒットが出れば、こいつはもうかなり左団扇なので六本木HILLSとかに移住し会員制メールマガジンや、かいこ録の印税とかで食べていくのだろう(多分ガリア戦記だと思う)。Q属性なので、正にスターだ。織田信長も宝具は10ヒットだが、バスターなのでスターはそこまで出ない。

 しかし、星4や星5のハリウッドでは、更に上がいる。例えば、あくまできょくたんな例だが、ちょっとBBQするだけで21ヒットするランサーの女バンデラスとか、23ヒットするアーチャーの金ピカバンデラスとかがいる。こういうところでは、レアリティによる差が如実にあらわれるのだ。これが、俺が今までヒット数のはなしを避けてきた理由だ。

 上には上がいる。お前はそのことを忘れるべきではない。但し、だからといってぜつぼうしてはいけない。俺も、お前もだ。

 

 話をもどす。ハリウッドスターや織田信長カエサルと違って、牛若丸の宝具は1hitしかしない。強力だが、これは言わば対戦車ライフルで相手を撃ち抜くようなもので、残念ながらナチョスやスターは期待できない。しかし、その分ダメージがすごくでかい。あと、強化クエストをすれば、更にすごくなる。

 この宝具ダメージこそが牛若丸のすごいところだ。具体的には、ゲームテキストに「超強力な攻撃」と書かれるほどだ。これは、「やや強力」や「とても強力」よりも強いことを意味している。牛若丸は、更に「超強力」の中でも強い方だ。おまけにスターが出る。

 こういうふんわりした言い方が嫌いなら、レベルMAXで、強化クエストをして「カリスマ」をかけた状態で、クラス相性のない敵に5万くらいはダメージが出る、と俺は言う。キャスター相手なら10万以上だし、バフを盛れば更に増える。

 アーツカードが少ないのでナチョスが少し溜めづらいのが悩みのタネだが、代わりにクイックチェインがしやすいので、その辺を補えば、こいつはメキシコの野生でたくましく生きていけるだろう。

 

 これで、俺の言いたいことは終わりだ。今回言いたいことは2つ。牛若丸はメインバンデラスになれる。ヒット数が多いサーヴァントは強い。そして、タヌキは情けぶかい生き物だということだ。

 以上だ。

 

(21:51ついき)

 俺は、肝心なことを書き忘れた。牛若丸は、他にメインバンデラスが居る場合でも、2Waveデーモン抹殺そうちとして機能する。そのばあいは、ポートレート爺のようなナチョス礼装を付けてやるといい。

お前は、イベントで本能寺を燃やす

 よく来たな、俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。時間がないので俺は前置きを省略して、今日はFGOのイベント「ぐだぐだ本能寺」について話す。

 すでに俺は、前にイベントの話をした。

kantake.hatenablog.com

 だが、敢えてもう一度する。今回はゲーム・オブ・スローンズ抜きだ。なぜなら、お前は既にhuluとかで見た筈だからだ。

 

 やることは、単純だ。順番に追っていく。

①ドリトスを買ってガチャをまわす。

 お前は、そろそろ俺がうんえいの回し者なのかと訝るかもしれないが、少しでもガチャをまわす気があるなら、真っ先に回したほうがいい。なぜなら、イベント特効礼装を手に入れるのは、早ければ早いほどいいからだ。イベント礼装は銃と同じだ。メキシコの路上に丸腰で出ていくことはない。

 あと、今回ピックアップの沖田総司はかなり強い。そのうち解説を書くかもしれない。

 f:id:dddrill:20170315225439p:plain

 

②パーティーを組んでクエストをまわす。

 こんかいのイベントでは特効サーヴァントというものが存在するが、クラス相性を無視して詰め込む程ではない。逆に戦闘に時間がかかるようになって、効率が悪くなるからだ。欲張りすぎたお前は、メキシカンマフィアのかっこうのじきになる。メキシカンマフィアは茶釜を抱えてお前めがけて突っ込んでくる。

 だから、欲張りすぎるな。控えに「織田信長」を詰め込んでおけば十分だろう(追記:但し「ぐだぐだ黄金天国」だけは例外だ。特効サーヴァントを目一杯詰め込んでいい)。

 イベント礼装についても同じだ。今回のイベント礼装は、かなり強い効果のものが多いが、同じ理由で無理をしてまで積む必要はない。手に合わない銃は、却ってお前の寿命を縮めることになる。

 

③礼装を交換する

 俺は前回、「織田信長」の再臨アイテムをプッシュしたが、イベントアイテムの交換は「ぐだお」礼装が一番最初だ。コイツは、銃の中でもギターケースから出てきたりする、とびきりのやつだ。

 今回のイベントは、「本能寺ポイント」という謎のポイントをいかに貯めるかがじゅうようだからだ。そのためには、ASAPで「ぐだお」を手に入れ、一日一回の「ぐだぐだ黄金天国」を効率よくまわす必要がある。

 但し、「ぐだぐだ黄金天国」の本能寺ポイントは、後半になるとクイズ番組の得点めいて増加していくため、最初のうちはそこまで気にしなくてもいいかもしれない。

 

④メキシコめいたドクロを交換する

 織田信長の再臨アイテムだ。重要性は前に説明した通りだ。俺はお前のママではないので、いちいち解説しない。

 

⑤「ぐだぐだ茶器集め」を周回する。

 ぐだおとメキシコドクロを交換した後も、お前は茶器を集めねばならない九十九髪茄子(マッシュルームとは関係ない。茶色くて丸いしいたけだ)は初級。曜変天目茶碗(青いボウルみたいなやつだ。最近新しいのが出た)は中級。平蜘蛛(UFOめいた茶釜だ。ばくはつする)は地獄あたりで集めるのがいい。

 但し、丸いしいたけについては、初級で集めるとお前はせいしんを病むかのうせいがあるので、地獄で集めたほうがいい。

 後半になると「地獄変」というメキシコがどんどん出てくるので、もしも時間が取れる予定があるなら、アップルを取っておくという手もある。そうでないなら、今一番効率のいいクエストを回せ。特に本能寺ポイントが大事だ。

 後で追加される地獄変の詳しい効率は、Siriとかツイッタに聞け。

 

⑥その他の素材を交換する

 とくに説明はしない。だが、全て取り尽くすつもりで挑んだほうがいい。後から、後悔したくないならばだ。

 

 以上だ。フローチャートするなら、

 ドリトスガチャ→(最低限のクエスト周回)→礼装交換→ドクロ交換→クエスト周回→その他

 という順序になる。だいじなのは、欲張り過ぎないこと。そして、望みうる全てを取り尽くすことだ。ハングリーであれ。だが、引き際を間違えるな。そうすれば、お前はメキシコでも生きてゆける。

 

 お前の検討を祈る。

 

(23:09ついき)

 「ぐだぐだ黄金天国」は、イベント最終章までのストーリーをクリアしなければ挑戦すらできない。ASAPでクリアした方がいい。

俺はブッシャリオンの話をする

 よく来たな、ジョン=スパイラル・グッドスターだ。そして突然だが、俺はこんかいはFGOの話はしない。俺は、メキシコで王の話をさせられ続けるアヴァロン屋台の親父のようになる気はまったくない。

 それに、今日はFGOのメンテがある。つまり、お前はFGOをプレイできないからだ。

 ふだんFGOにいぞんしながらスマッホしているお前は、「アッ、FGOがメンテ!FGOしよう!」などとつい考えてしまい、画面右下の小動物のようにFGOの起動をくりかえしてしまうだろう。

 

 だから、俺はお前がそうならないよう、代わりにスマッホでできることの話をする。

BuriedBornesの話をしようかとも思ったが、既に記事があるのでやめた。代わりに俺がするのは、しょうせつの話だ。

 

 「エッ、小説!?読まない!めんどくさい!」などと、漫画のうのお前は思うかもしれない。実は俺も、ライトノベルを漫画の表紙を小説につけた詐欺だと思っていた時期がある。だから別に、漫画と比べて小説がどうのとか、文学性がどうとか、そういう教育評論家めいたことを言う気はない。そういうやつは、メキシコでは真っ先にジープに跳ねられて死ぬだろう。

 そして、「エッ、小説読まないなんて人生損してる!ていちのう!」などと他人に抜かす奴は、多分もっとたいへんなことになる。俺はぜんりょうなので、その有様をこのブロッゴに記すことはできない。

 小説も、かつては虐げられてきた歴史を持つ。これは事実だ。そして、例えば蛮人コナンの原作は小説だが、映画とは割と別物だ。どのくらい違うかと言えば、コナンは初めて出てきた時は、タルサ・ドゥームではなくクトゥルフモンスターと戦っている(本当の話だ)。

 俺が何が言いたいかと言えば、何をせっしゅするかは、他人にとやかく言われて決めるものではないということだ。お前は色々な物をせっしゅして、心の王国を豊かにしていく。それが、メキシコを生きていくのにひつようなことだと俺は思う。その中の一つとして、しょうせつがあることを、俺はねがうだけだ。

 

 そして、さいきんは色々なWeb小説がある。Web小説のいいところは、書くのが楽なところだ。それが自分にとって何の得があるのか?お前はそう思うだろう。書くのが楽ということは、色々な多様性があるということだ。多様性はメキシコの大地を豊かにする。様々なバンデラスが映画を豊かにするようにだ。

 

 Web小説と聞くと、半可に知っているやつは「HA、知ってるよ。異世界に転生してチートでハーレムするんだ」とかすぐに言い出す。そういう作品もたくさんある。さまざまなチートで、色々なしゅるいの魔王が、レクター博士めいてバリエーションに富んだ殺され方をしている。そして、それがたくさんの奴に読まれていることも事実だ。異世界ファンタジーは、確かにひとつのメキシコだ。俺は、それをしっている。だが、それだけではない。

 ファンタジーだけでWeb小説を語るのは、「デスペラード」だけでバンデラスを語るような行いだ。俺がこれから話すのは、そうでないバンデラスのはなしだ。

 

 最近は、「カクヨム」というWebしょうせつサイトがある。ニコニコ動画とかでニコニコしているお前は、最近変な広告が動画の上にひょうじされることに気付いたかもしれない。その中に、カクヨムへのリンクがある。

 お前は、その中から読みたいしょうせつを探すことができる。だが、それはとても難しい行いだ。だから俺は、今回一つだけ、紹介する。

kakuyomu.jp

 それが、黄昏のブッシャリオンだ。ブッシャリオンは、一言で言うなら、徳が高いメキシコだ。

 この世界では「徳エネルギー」というものが実用化されていて、お前が何か良いことをすると、坊主の頭が光る。たぶんそういうことだったと思う。詳しくは読め。ちなみに俺は、ドリトスエネルギーで動いている。

 

 しかし、愚かにも人類は徳をつかいすぎて、滅びてしまった。ほとんどのじんるいが、ボンズになってしまったのだ。そして、アフター徳カリプス……都市は廃墟に埋もれ、地にはサボテンが生え、世界中がメキシコの砂漠になった。

 この話は、そこから始まる。メキシコになった世界で生きる、タフな男達の物語だ。たぶんメキシコなので、違和感なく読めるだろう。わりと長めなので、暇つぶしにはなる。

 

 そう、ブッシャリオンはわりと長い。それから、すごい話数が多く見えるが、実は一話2000字くらいなので、サクサク読める。2000字というのがどれくらいかというと、一般的なWeb小説の半分くらい(ジョン=スパイラル・グッドスターしらべ)だ。下手をすると、このブロッゴ一回分より少ない。

 だから、読む気になれば、多分読めるのだ。面白ければ続けて読めばいいし、つまらなければ止めたり、別のセクションから読むという手もある。それが、Web小説と付き合うコツだ。

 

 余談だが、ブッシャリオンはTwitterでも連載されている。気に入ったら、そちらを覗いてみてもいいだろう。カクヨムはログという扱いなので、色々な企画とかやっていることもある。

 

 これで、今日のブロゴは以上だ。俺が今回言いたかったのは、何を摂取するかは、自分で決めろ。そして、俺は、「黄昏のブッシャリオン」を勧める。それだけだ。