考えるタケノコのブロゴ

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迷宮が、俺を呼んでいる

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。俺はいつも色々な文章を書いているが、最近はブロゴ記事も書いている。

 俺は前回ガチャをたくさん回した。すると、今まで紹介したゲオルギウス、アンデルセンといった星2つのサーヴァントがなかなか出ないことに気付いた。これはよくないことだ。こうして紹介したサーヴァントがガチャから出ないと、お前はウーリーモンキーのごとくガチャを回してしまうだろう。ガチャの回転数が上がることで、お前は温暖化や、砂漠化……シーライフの絶滅……なんかそういったきけんをメキシコに与えることになる。

 

 そこで俺はFGOのサーヴァントの、それもいちばん出やすい星1のサーヴァントについて記事を書こうと考えた。だが、星が1つしかないサーヴァントは、どいつもコイツも曲者揃いだ。なにしろ星が1つしかないのだ。こうどな計算によれば、星2の2倍むずかしい。

 あらかじめ断っておくが、今回の記事は今までのような生やさしいものではない。星1サーヴァントについて話すには、お前は更なるメキシコに触れねばならない。そして、深い迷宮をさまようことになる。読んですぐ役に立つとか、そういうものでもない。星1サーヴァントについて語るのは、そういうことだ(但し、じばくする方の大英雄はのぞく)。

 悩んだ末に、俺はアステリオスの記事を書くことにした。リリックだがそれなりに良い記事ができた。しかし、あろうことか俺のファイアフォックスは俺の記事を道連れに死んだのだ。

 悲しみのあまり俺は近所のスーパーマーケットへ走り、ドンタコスを買って燃やした。燃やしたドンタコスはあまり美味くなかったので隣の部屋のヤツにやって、俺は代わりにドリトスの袋を開けた。ドリトス、メキシカン・タコス……それは男の味だ。

 

 俺はドリトスでモチベーションを辛うじてかいふくしたので、これからアステリオスの記事をもう一度書く。アステリオスは、牛だ。たぶん「ミノタウロス」と言った方が通りがいいが、ゲーム内でアステリオスと書いてあるので、俺はそう書く。お前は好きにしろ。

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 最初にアステリオスを出撃させた時、お前はその戦闘グラフィックを見る。アステリオスはなんか大きく、武器が2つもあって鎖とか付いていて心強い。プリミティブなパワに、お前は心打たれ、蛮人コナンを思い起こし、メキシコの風を感じるだろう。

 そして、お前のアステリオスは、ワイバーンとかに羽撃かれてそのまま退場するだろう。

 

 問題はシンプルだ。アステリオスは、星1でステータスが低く、そしてバーサーカーだ。もしお前が、なにも考えずにバスターバーサーカーのうでバスターチェインしようとすれば、お前のアステリオスはただのビーフステーキで終わるだろう。

 それでも第三章をクリアしたお前は、お情けで育てようとするかもしれない。それはそれでいい。しかし、お前がアステリオスのほんとうの使い方を学べば、他の誰にも真似出来ない戦いができるのだ。こんかいは、俺がこっそりそれを教えてやる。

 

 アステリオスは、じつはアンデルセンと同じように宝具に主な価値があるタイプのサーヴァントだ。だが、アステリオスにはアーツが1枚しかないし、ハラペーニョはひん弱なデンマーク人作家以下だ。しかも、かんじんの宝具はお前がアステリオスを手に入れた状態では、まだ完全からはほど遠い。

 完全なる宝具を手に入れるには、お前は偉大な旅路をこなさねばならない。アステリオスを連れてメキシコを周り、絆を深め……そして再臨をし、強化クエストをこなす。5にんのアステリオスをガチャから出し、合体させ、そしてサボタイを仲間にする……サボタイというのは、コナンの仲間のタフな男だ。

 このあたりで短気なお前は宝具を諦めてバスターブレイブチェインしはじめ、あわれな牛の命を散らそうとするだろうが、少しだけ待て。

 真のアステリオスを目にするためには、お前は更にこの宝具のためにナチョスを集め、そして、100ナチョスあつまるまで過酷なメキシコで生き延びねばならない。

 

 そのためには、スキルを使う。第一と第三のスキルは、一度忘れろ。そもそも第三スキルは手に入れるのがとてもむずかしい。第二スキル、「天性の魔」。そこに過酷なメキシコで生き延びるための、微かな光明がある。

 FGOの防御バフ(デバフ)は、むじひな足し算だ。天性の魔は、スキルレベルによるが(今回は、スキル上げも必要な項目だ)。2割から4わりくらい、ダメージを減らす。つまり、ダメージが6わりくらいになる。

 もしもアステリオスが星1つのバーサーカーでさえなければ、この倍率はとても魅力的だ。たんじゅん計算で、寿命が1.7倍くらいになることを意味するからだ。だが、牛の命はもともと儚い。寿命は20年くらいしかないし、経済動物なので実際にはもっと早く肉になる。つまり、1.7倍になっても人並み以下だ。

 

 ナチョスを集めるにはまだ足りない。アステリオスのアーツが運良く出たら、三番目に置け。ポートレート爺とか、ナチョスを持ち込む礼装があるなら、遠慮なく使え。フレンドに孔明(まだ解説していないが、ナチョス屋の親父だと思え)が居るなら、動員しろ。

 時には、敵を選ぶ必要すら、あるだろう。ヒット数の多い攻撃をしてくる敵も、ダメージを受ける代わりにたくさんナチョスをおまけしてくれる気前のいい屋台の親父だ(俺はまだかいせつしていないが、ヒット数はFGOではかなり大事なパラメータだ)。しかし、それは、お前が生き延びることができればの話だ。

 お前は攻撃を受けねばならないので、味方に回避や無敵を付与するやつ……風魔小太郎ダビデ(1回だけしか避けないビジネスライクなので気をつけろ)……そして、マーリン(こいつも屋台の親父だ)……そういったサーヴァントが要る。特に、風魔小太郎は相性がいいサボタイだ。

 

 とにかく、そうして血の滲むような努力をして、お前は100ナチョスをかき集める。

 その果てに生まれるのは、妃を牛に寝取られたミノス王が、名工ダイダロスに命じメキシコのクレタ島に建造させた世界でいちばん有名な迷宮、「ラビュリントス」だ。

 これは余談だが、Fateのサーヴァントでは、大雑把に言ってゆうめいなものほど強力になるというルールがある(例外はある)。それが何を意味するかは、俺は敢えて語らない。ただその代わりに、宝具の効果を書くことにする。

  偉大な旅路を経た後のアステリオスの宝具は、敵の攻撃と防御を6ターンの間2割減らす。更に、1ターンの間、4割も減らす。

 そして俺は、もう一度同じことを書く。FGOのバフは、無慈悲な足し算だ。敵にかけられた攻撃デバフは、味方の防御バフと同じことだ。そして、アステリオスには4割減の「天性の魔」がある。

 4たす、2たす、4。こたえは、10だ。

 つまり、もし完全な状態のアステリオスが、全てのスキルと宝具を使ったならば。彼はほとんど全ての敵からの攻撃をシャットアウトすることができるようになる。

 更に、マシュや、ブーティカ、アンデルセンナチョス屋のような全体防御バフを重ねたり、もしくは攻撃デバフスキル(風魔小太郎も持っている)やアステリオス自身の宝具を重ねがけできれば、安定して敵の宝具すら抑え込むことができるのだ。

 そこでお前はようやく、2つのスキルを思い出す。「怪力」と「深淵のラブリュス」だ。これは、どちらも火力を上げるためのスキルだ。ナチョスと対話しながら、遠慮なくバスターブレイブチェインしろ。「ラビュリントス」には敵の防御力を下げる効果もあるので、今こそお前のアステリオスは蛮人コナンだ。

 

 これが、アステリオスを使うことの意味だ。再臨し、強化クエストをこなし、スキル上げをし、途中でナチョスハラペーニョの事故さえ起こさなければ。アステリオスはいっぽう的に敵を殴り続けることができる。

 あまりにもシビアだ。正直、そこまでせずとも、他のサーヴァントでなぐった方が早い場面がほとんどだろう。しかし、お前がFGOをこれから先も続けていくなら、いつか役に立つ日が来る。だから、星1サーヴァントは曲者揃いなのだ。

 

 これで、かいせつは終わりだ。お前がまだメキシコで生き延びるために苦労しているなら、この記事のことは一度忘れて、ドリトスを食べろ。

 だが、もしもお前が、今と比べ物にならないほどカルデアを鍛え上げ。何人ものサーヴァントをバンデラスにして、幾つもの過酷なメキシコをサヴァイヴし、それと同じだけ金のラバーカップを集めて。旅の果てに、全てのメキシコを滅ぼさんとする悪漢に出会った時。

 どうか、こいつのことを、少しだけ思い出して欲しい。

 

 今回の俺の願いは、それだけだ。

 俺は、メキシコの果てでお前を待っている。