考えるタケノコのブロゴ

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反逆せよ

 よく来たな。俺は、ジョン=スパイラル・グッドスターだ。ざんねんながら今回も、ハロウィンパーティーというなの破壊リサイタルの話ではない。ドラゴン女勇者とかの記事が見たい奴は、おとなしくburiedbornesとかでダンジョンにもぐっていろ。

 代わりに、俺がこれからするのは、一人の……いや、二人の男の話だ。

 男の名前は、スパルタクス。華の帝政を迎えるよりも以前、共和制の混沌にあったローマ帝国へ反旗を翻した男だ。

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 そして、FGOでは星1のバーサーカーで、全体バスター宝具だ。この時点で勘のいいお前には使い方の察しはつくかもしれないが、しばし待て。

 スパルタクスについて知るなら、一本の昔の映画を見るのが良いだろう。そのタイトルは……「スパルタカス」。なんだかパチモノのように聞こえるかもしれないが、恨むならこの国がラテン語圏とかではないことを恨んで欲しい。そして、その監督は……そう、お前も恐らく知っているだろうスタンリー・キューブリックだ。万一、お前が地球に来たばかりのスターチャイルドで、何も知らないというようなことがあるなら、HAL9000とかSiriとかに聞け。

 キューブリックといっても、お前はすぐモノリス大明神や鬼軍曹を思い出すだろうが、スパルタカスを撮ったのはそれよりも前のことだ。なのでこの頃はまだ、キューブリック知名度はそんなに高くなく、主演のカーク・ダグラスが制作指揮を執っていたし、キューブリックは代役だったのだ。

 だから、キューブリックにとっては「スパルタカス」は自分の作品ではなかった。彼は自分通りの映画が作れないハリウッドシステムにスパルタクスの如く反逆し……イギリスに移って「完全主義者」として映画を撮り続けたのだ。

 そのあとは、お前の知っての通りだ。ローマのコロッセウムと、ハリウッド。どちらがブルタルであるのか、俺は語る術を持たない。だが、スパルタクスは反逆に失敗したが、キューブリックは成功した。

 

 話をスパルタ『クス』に戻す。お前は既に、スパルタクスが種火周回マシーンとなれることをさっしている筈だ。しかし、星1だと火力が足りないのでは?

 少し前までなら、そうだった。だが、今は違う。第三スキル「剣の凱旋」、そして、宝具強化。これによってスパルタクスは種火をじゅうぶん倒せる火力を手にいれた。しかし、ここまでなら対抗馬はたくさんいる。全体宝具バーサーカーはバンデラス過密地帯だ。たとえば、エイリーク・ブラッドアクスはLevel50くらいでも種火をじゅうぶん狩れる。但し、髭のナチョス爺の礼装があればの話だ。

 

 では、何故スパルタクスなのか?その答えは、第二スキル「不屈の意志」にある。これは、Level6でナチョスが20、Level10ではナチョスが30増える。つまり、竜脈があれば、マスター礼装ですぐに圧政を破壊できるのだ。

  そして、宝具演出も短く周回に向いている(最近はもっと短いヤツが増えたが)。スパルタクスとアーラシュ、そして、さっき話に出たエイリークあたりを育てれば、ひとまず種火や銀行破りには困らなくなるだろう。

 

 ……ここまでで、スパルタクスを育てる価値は十分だ。だが、スパルタクスはただの種火周回マッシーンではない。キューブリックがただの映画監督でないようにだ。

 

 もうひとつの第二スキルの効果、「ガッツ付与」。そして、第一スキルと、第三スキル、更に宝具に付与された「回復」。これらの全てが合わさった時。スパルタクスはしんの姿を露にする。

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 アーマード・スパルタクスだ。

 だが、いくら鎧を身に纏おうと、所詮はバーサーカーだ。バーサーカーは脆い。そのハラペーニョが多少増えて、なんになる?

  意味はある。お前は、Fgoの基本ルールを思い出すべきだ。FGOはアイスクリーム屋ではない。色々な種類の効果を積むより、同じ効果を重ねた方が強いということを。

  スパルタクスの多重回復能力を合わせれば、ハラペーニョがすさまじい勢いで回復する。スパルタクスのHPは、約8000ハラペーニョ。宝具での回復は4000ハラペーニョ以上。そして、第三スキルは、最大2000ハラペーニョこれはつまり、「ガッツ発動後から即座に立て直せる」ことを意味する。

 

 そのとき、何が起こるのか?

 完成するのは、宝具発射とHP回復をくりかえす、永久機関だ。外部からNPを供給したり、盾役を用意すると更に磐石になる。

 ……この戦いかたが機能した例を、最後に紹介しよう。少し前に終わった、ネロ祭ファイナル。そこで、スパルタクスは真の姿を現した。


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 スパルタクスは宝具を都合3回発射し、皇帝を打倒し、闘技場を蹂躙した。彼は遂に、ローマを討ち果たし、自由の身となったのだ。キューブリックと同じようにだ。

 

 とはいえ、やはり星1なので、宝具抜きでスパルタクスをメイン火力にすることはむずかしい。しかしこの先、例えば、1~2Waveあたりで持久戦をする必要が生まれたとき。宝具を連射できるスパルタクスは凄まじい輝きを放つだろう。

  そして、一つだけ付け加えるなら、スパルタクスの宝具には防御無視が付いている。つまり、相手が防御バフを使ってくるほど、スパルタクスの実効火力は上がるのだ。げんに、防御無視でなければ、ネロ祭での蹂躙は不可能であっただろう。長期戦になった場合にも、この性能は極めて有効だ。

 

 最後に。スパルタクスは実装当時から今の性能だったわけではない。最初の頃のスパルタクスには、第三スキルは無かった。宝具の威力も弱かった。第一スキルの回復力も弱かった。種火を回すのにさえ、火力を欠いた。

 スパルタクスは、三回の強化を経てようやく完成する。それは、お前がスパルタクスと戦い続けた結果だ。抗い続けた結果だ。

 もし、お前がスパルタクスが好きでなくても、キューブリックを知らなくても。お前のサーヴァントを信じて戦い続けろ。今のシステムに挑み続けろ。俺のブロゴも、そのためにある。

 

 俺が今回言いたかったのは、「今の」スパルタクスは周回から高難易度まで使える、ばんのうサーヴァントだということと、そして……もう一つ。

 

 反逆の心を、失ってはならない。お前が、しんの男であるのなら。

 そして、来るべきときが来たら、叫ぶが良い。「私がスパルタカスだ!」と。