お前は魔法少女になれ
よく来たな。俺は魔法JS、マジカル☆グッドスターだ。名前の前の☆を忘れるな。今日はお前にFGOの魔法少女イベントについて叩き込むために、魔法のメキシコからやってきた。年始からのFGOの幼女プッシュに心が疲れているお前や、男鯖しか育てていなくてイベントにやる気が出ないお前も、どうか心して聞いてほしい。
まず、イベントの概要について説明する。お前は血も涙もないメキシコのせんしとなり、魔法少女の国を侵略することになる。つまり、シヴィライゼーション的なことだ。だが、怪物と闘うものが怪物となるように……魔法少女と闘うものは、魔法少女にならねばならない。そう、俺が無慈悲なメキシコに咲く一輪の花、マジカル☆グッドスターとなった理由がお前にもわかっただろう。
そう、次はお前が魔法少女となり、敵対的魔法少女に無慈悲なビームとかを打ち込む番だ。がんばって魔法のステッキと契約とかしろ。あと、白い小動物的な宇宙人とかには気を付けろ。
・配布サーヴァントについて
さて、このイベントで問題なのは、配布サーヴァントだ。クロエ・フォン・アインツベルン。
コイツは……強い。☆4、宝具5、単体アーツ宝具アーチャーという時点ですでに十分だが、何故か最大ナチョス50スキルが付いている。つまり、スキル上げして龍脈を付ければ、お前はもう、スプリガンとかいうダニー・トレホに悩まされず済むようになるのだ。
おまけに、アーツ宝具ということは、あわよくば二発目が狙える。回避はついているので生存力にも不足はない。カード性能も悪くない上にスター発生率も強化されるので、自分の生み出したスターでクリティカルも狙っていける。きわめて自己完結性が高いアタッカーと言えるだろう。一切のサポートなしで戦場に放り出しても、万全の性能を発揮できる。
いたいけなヘソ出し幼女を戦場に連れまわすというジュネーブ条約違反行為に手を染めることさえ厭わなければ、実に頼りになる用心棒だ。
なお、なんかどこかの赤いアーチャーと似ているように見えるかもしれないが、俺といつものジョン=スパイラル・グッドスターくらい関係がなく、そのせつめいは困難を極める。
・配布礼装について
いつも強力なイベント配布礼装だが、今回のは、☆がひとつ少ない☆4なので注意が必要だ。おそらく、減った星は「プリズマ☆(←この)コーズ」部分に持って行かれたのだと思う。
効果については火力補強に使えるので、コスト不足の時などに地味に役に立つ。イベント中は主に女性鯖が装備すると火力が増えるが、お前が真の魔法少女の魔法少女ならば、礼装効果に頼らなくても敵をハチの巣にできるのできわめてあんしんしろ。
・『蒼玉の魔法少女』について
この礼装は、ガチャから出るやつだが、例外的に紹介する。
何故ならば。このブルーアイズ魔法少女には、『ナチョスアップ』と『ナチョス効率アップ』が一緒についているからだ。俺はすでに身体が剣になるくらい繰り返し言っているが、FGOで似たような効果が二つ以上ついているのは、基本的にヤバいやつだ。
おまけに、この礼装はステータスアップ効果がATKに全振りされている。敵を宝具で殺すためだけの礼装だ。特に、ナチョスの『リチャージ』がモノを言うバランスになりつつある今のFGOでは、その価値は高まりつつある。少し前の回で紹介したスカディシステムでも採用の余地があるのだ。
俺はめったに言わないことだが、もしも、ガチャが引けるなら、このイベントについては引いた方がいい。
そろそろマジカル☆グッドスターの魔法の力でお前もイベントがやりたくなったと思うので、俺は魔法のメキシコに帰ることにする。
今回俺が言いたかったことは、
・イベントをやれ、ガチャを回せ
・劇場版HF第二章を見ろ
いじょうだ。お前は俺を何かの回し者かと思うかもしれないが、魔法少女は割とステッキとか魔法のコンパクトとか空中元素固定装置とかを売るための回し者なので、俺はその前例に倣ったにすぎない。あと、俺はもう魔法の国に帰るので、通常のジョン=スパイラル・グッドスターとは一切関係がない。あと、HF第二章は一刻も早く見た方がいい。俺はすでに二周した。そして魔法JSになった。
お前が一刻も早く劇場に足を運び……お前の聖晶石(ミラクルライト)が良き未来を確定させることを、俺は渋い声のマスコットと一緒に祈っている。