考えるタケノコのブロゴ

世界的ムーヴメントを引き起こしつつあるTwitter小説ニンジャスレイヤーを世に広めつつニンジャ真実に迫り、ついでに1000DHNJSPをゲットするブログス

お前はステンノをまだ弱いと思っているのか

 よく来たな、俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。

 今日俺が来たのは、お前が貰うかもしれないサーヴァントを解説するためではない。お前が間違っても貰わないようなサーヴァントの説明をするためだ。

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 そう。ステンノだ。

 彼女が弱いと言われる理由は単純で、バンデラスではないからだ。具体的に言えば、宝具の問題だ。

 彼女の宝具は対男性限定の即死&魅了と防御デバフだ(そう、妹と違いダメージが出ないのだ)が、即死は腰抜けのかくりつで、ライダーに男性は少ない。そもそもドラゴンやワイバーンに性別はない。おまけに、ナチョスハラペーニョも回復しないのだ。自分のナチョスだけはしっかり確保しているが、それで撃てる宝具の性能が悪くては話にならない。せいぜい、宝具chainの踏み台になるくらいだろう。

 アサシンなのでクイックはヒット数の割に星が出るが、あくまでヒット数の割になので、そこまででもない。

 

 一見して、何も良いところが無い。アタッカーでもサポーターでもない、謎の存在だ。俺はこいつが何者なのか、考えてきた。一時期は、ガチャでレアが出たと喜ぶお前を、絶望の底に叩き落とすためのディライト・タルサ・ドゥームの罠ではないかと思ったほどだ。

 

 だが、違った。俺には何も見えていなかった。より正確に言えば、こいつの性能を引き出すには、俺のカルデアは弱すぎただけだったのだ。

 順に説明しよう。彼女やマタハリのような防御バフ、攻撃バフ特化型のサーヴァントには、性能の「反転ライン」がある。

  つまり、ある一定水準までは、複数のバンデラスを並べた方が強いが、バンデラスの強さやバフの強さがメキシコ国境めいたラインを越えると、「バンデラスを別のサーヴァントで強化した方がダメージ効率が上がる」のだ。

 だから。他のバンデラスの性能がそこに届かない限り、ステンノは弱い。そういうことになる。だから、「弱い」というのは決して間違っていない。

 

 具体的な話をする。FGOのパーティーは、3人が戦う。3人がぜんいん、出力100のバンデラスだった場合、攻撃力は300メキシコになる。そして、そのうち、一人をステンノのような宝具出力0のバンデラスに差し替えるとする。この場合、攻撃力は200メキシコになる。

 ……だが、出力0のバンデラスが、ダメージを1.5倍にする方法を、もし持っていたとしたら?攻撃力はトータル300バンデラスになる。そう、これが、「反転ライン」だ。

 しかもこれは宝具の話で、実は普通の攻撃については、カード選択式なので3バンデラスと2バンデラスの間にほぼ差は無いのは、俺が前に言ったとおりだ。

 

 なので、この1.5倍というのは目安でしかないが、いちおう、ステンノのバフ手段を整理すると、あらゆる強化を行った場合、最大瞬間で1.6倍くらいになる。

 

 実際には、そこまで単純な計算式ではない。ステンノの攻撃力は0ではない。そして、味方の宝具ターンに宝具とスキルを合わせて使えば、実効バンデラス係数を引き上げることもできる(宝具はBなのでB始動にも一応使える)。更に、魅了やチャージ減で敵を殴れるターンを引き伸ばすこともできる。

 一方で、スキルのクール時間や、フル性能を発揮するためには神性でパーティーを固める必要があることなど、マイナスの点もある。

 ステンノのコストは星4で、これはサパート特化のサーヴァントに割くにはあまりに高いが、これは暗に、彼女以上の……つまり、「星5アタッカーを他に複数用意する状況」でなければ真価を発揮できないことを告げているのだ。

 

 とはいえ、現状、複数の要因を加味して計算を行うと、ステンノは反転ラインギリギリの位置に存在していると言える。ここから一回でも強化が入れば、ラインを明確に越えるだろう。

 現在の使い方としては、星3あたりのNP礼装を付けた上で相手の宝具ターンにオーダーチェンジなどで召喚、宝具を遅延させつつバフを盛る、といった辺りだと思う。星4のステータスのおかげで、味方が宝具を貯め終えるまで、ほぼ確実に盾として場持ちもする。

 

 俺の言いたいことは、ステンノのようなタイプのサーヴァントは、「味方が強いほど強力になる」ということだ。それは、味方が弱いほど性能を発揮するヘラクレスなどとは真逆にあたる。

 一つ、確かなこと。それは、FGOを進めていけば、いずれお前のカルデアは強くなるということだ。そして、ステンノは、お前のカルデアが強くなるほど、強力になっていくということだ。

 

 俺は、今すぐステンノを受けとれとか育てろとか、そういうことを言う気は毛頭ない。ただ、未来を救うのなら、少しは目を向けるべきだろう。

 俺の言いたいことは、いじょうだ。

(修正: ステンノの宝具がBなのを忘れていたので修正した)

 

(追補:ステンノ対ナチョス屋の親父)

 じつは、ステンノのスキルや宝具構成は、他者へのナチョス供給手段が無いことを除けば、あの孔明と極めてよく似ている。それが「ステンノが弱い」という風評に繋がっている部分も、おそらくあるだろう。強化前の孔明がそうだったようにだ。

 しかし、孔明が苦手とするライダーに有利をとれること、何より彼女が星4であることによるキャスティングコストせつやく効果や入手性は見逃せないだろう。

 

お前は、ヘラクレスで伝説を越えて行け

 よく来たな、俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。全く関係ないが、「黄昏のブッシャリオン(カドカワBOOKS)」の単行本はこうりひょう発売中だ。

 

 だが今の俺は、負け犬だ。高難易度クエストとキングハサンとプロトファイナルがクリアできなかった(即死と毒のせいだ)上に、花びらを集めすぎたせいで哀れな小動物の交換に失敗した。俺はネロ祭で野垂れ死んだのだ。

 それでも、俺やお前がどうなっていうようと、次なるメキシコはやってくる。気持ちを切り替えなければ、お前の魂は奈落へと堕ちるだろう。

 「1000万DL突破記念、☆4(SR)サーヴァントプレゼットキャンペイン」……これが、次なるメキシコの名前だ。

 なにも知らないお前は、「アイスクリームのおじさんだー!」「ウオオオオ!」などと叫びながら、ノコノコと☆4鯖を貰いにダヴィンチショップへと向かい、あまりのせんたくしの多さに全身を蜂の巣にされて死ぬことになる。

 しかし、交換は24日からなので、すくなくともまだ、考える時間はあるのだ。だからその間に俺は、考える基準をせいりすることにした。

 

  はいふサーヴァントを選ぶ基準は、おおむねこうだ。

 

①好きなやつ

 もしもお前に好きなサーヴァントがいるなら、運命の相手がいるなら、決して躊躇うべきではない。真っ先に交換しに行け。

 何故なら、もしそうしないと、お前はFGOをプレイするたび「どうして俺はこのサーヴァントを持っていないんだ」とか、「俺があそこでこのサーヴァントを選んでいれば」などと考えこんでしまい、些細な判断をあやまり、人生に失敗してタイガー道場送りになることがよういに予想できるからだ。

 だから、好きなサーヴァントが居るなら、決してためらうべきではない。性能がどうだとか、使いづらいとか、素材が足りないとか、そんなことはブルシットだ。「でもハズレサーヴァントを当てたらプレイが嫌になりそうで……」などと思うかもしれないが、どんなサーヴァントでもFGOではある程度使い道が確立されているので、調べればその辺の道は開けるだろう。

 「ガチャで来るのが運命なの」などぬかすメルヘン軍曹は、隅っこでえんえんとドリトスガチャをまわしていればいい。

 

 好きなサーヴァントが複数いるなら、くじ引きとかで決めろ。

 

②持っていないクラスのやつ

 FGOでは、クラス相性が極めて重要だ。なのでもしも、特定クラスの星4のアタッカーがいないなら、それを補うことを考えるのが良いだろう。

 但し、星3の層が厚いアーチャーや、クラス有利を取れる機会の少ないアヴェンジャーについてはその限りではないかもしれない。

 

③ストーリーガチャ限定のやつ

 FGOのサーヴァントには、じつはストーリークリアで追加される、ピックアップガチャのおまけからは出てこないやつがいる。俺はお前のマッマではないので、いちいち名前を挙げるようなことはしないが、そういうやつから選ぶ手もある。

 そうすることで、お前はあんしんしてピックアッポガチャを回しつづけることができるようになるだろう。

 

④もう持ってるやつ

 例えば、 もう好きなサーヴァントが居て、そいつがもうお前のカルデアに居る場合。宝具レベルを上げる選択肢もある。

 これは、なぜかと言えば宝具レベルが1と2あるのとでは、かなり大きな差があるからだ。2と3も少し大きな差がある。3と5はそれほどでもない。

 なので、カルデアにある程度手札が揃っているなら、宝具レベルを上げる選択もあり得る。

 

 

 これが、はいふサーヴァントを選ぶ基準だ。

 だが、ここまで俺が書いたことは、はっきり言っておためごかしだ。当たり障りのないプレッゼンーとかで書かれるような内容を、いちおう書いておいただけだ。

 俺が今回薦めるServantは一体だけだ。そして、お前はもうそれを知っている。何故なら、タイトルに書いてあるからだ。

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  そう……ヘラクレスだ。

  ヘラクレスは、ギリシャ神話の大英雄で、ヒュドラをぶちのめしたり、鳥をぶちのめしたり、山をぶちのめしたり、あの回すやつを回したり、タルサドゥームをぶちのめしたり、パンツ(補足:後で確認したら腰帯だった。すまない)を盗んだり、とにかく色々な伝承があり、それが12の試練と呼ばれている。

 12というのはとてつもない数で、お前がネロ祭をやっていれば少し前にそのすさまじさをわかっていると思うが、ふだんのHERCULESは12回ガッツとかはしない。

 多分、試練のなかに猪を捕まえるとか牛を捕まえるとか牛舎をそうじするとか、林檎を収穫するとか、農家のおっさんみたいな仕事が混じっているからではないかと俺は訝っているが、それを差し引いてもヘラクレスが大英勇なのは神話的じじつだし、農家のおっさんも偉大だ。

 

 話を戻す。

 ヘラクレスの良いところは、端的に言えば「一体でいい」ことだ。

 ヘラクレスは、星4のバーサーカーだ。つまり、相手がなんであろうとバスターで殴り倒せる。宝具に防御ダウンが付いてるのは、もう間違いなく「宝具始動でバスターブレイブしろ」という意味だ。完全なるバンデラス、バンデラス・ザ・バンデラスだ。でも最近の映画ではドウェイン・ジョンソンだったし、個人的にはシュワルツネッガーとかのほうがいいと思う。

 そして、「バーサーカーなんだからダメージ1.5倍、被ダメージ2倍、つまり0.75バンデラスのポテンシャルしかない」などとお前は思うかもしれないが、それを生存スキルで補うのがヘラクレスだ。

 ガッツと、回避。この二つで、バーサーカーにあるまじきラストスタンディングで敵をボコボコにする。それがヘラクレスの基本戦術だ。万一ガッツがなくても、回避があればある程度ボコボコにできるのであんしんだ。

 そしてこれは、実は「回りのパーティーが弱いほど」、相対的にいりょくを発揮する。つまり、お前がまだFGOを始めたばかりで、右も左も分からないとき。或いは、楽にゲームを進めたいときほど、ヘラクレスを手に入れて育てるべきだ。

 

 ただし、スキルで持久できるのは3ターンくらいなので、「まだ敵のHPも味方もいるからスキルをせつやくしよう」などと油断をかますと、集中砲火とかヒュドラの毒とかでなにもできずに死ぬ。きちんとマシュとかゲオルギウスとかで守ることを忘れないようにすべきだ。

 

  ここまで言っても、「バーサーカーの中でヘラクレスが使いやすいのはわかったけど、なんでそもそもわざわざバーサーカーなの?」というぎもんがお前の頭の回りを浮かんでいるのが見えるので、俺はそれについてもう一度解説する。

 FGOは、単純に自前のバンデラスを持っていると戦術の幅が広がる。つまり、フレンドからナチョス屋台の親父とか、トルティーヤチップスを袋詰めで売り歩いているマーリン(今ピックアップ中なので、攻略本の売上げを投じるよていだ)とかを引けるようになるのだ。

 そして、バーサーカーは、全クラスに対してアタッカーとしてきのうする。つまり、一人居るだけでアタッカーとしての用が足りる。お前は7人家族ではなく、一人の伴侶を養うだけでクエストに対する切札を手に入れられるのだ(但しクリティッカルだけは望み薄なので工夫を凝らすひつようがある)。

 まぁ、最終的にはクラス扶養家族はどんどん増えることになるのだが、それでもバーサーカーが居るのといないのとでは、足りないクラスを埋めるときにも大きな違いがある。

 

  これが、俺がヘラクレスを推す理由だ。なんなら俺は、FGOを始める全てのプレイヤーにヘラクレスが配給されてもいい、とすら思っている。こいつは、それほど頼りになるサーヴァントだ。

 ヘラクレスの伝説は、FGOが続く限り増えていくだろう。マスターさえ確かなら、12などといわず、100くらいの試練を越えてくれるはずだ。 実は、俺も敢えてヘラクレスの強さを語り残したところがあるが、それは自分で見つけてほしい。

 

 今日俺が言いたいことは、二つ。好きなサーヴァントがいるなら、躊躇うな。そして、ヘラクレスは強い。

 この二つだ。いじょうだ。

 

 お前も、ヘラクレスとともに、伝説を越えて行け。

俺はネロ祭を攻略する(2016編)

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。

 約束通り、俺はネロ祭のチャレンジクエストこうりゃく法を教えよう。

 

ヘラクレス

 クーフーリン・システムを使え

 

kantake.hatenablog.com

 

・影の国

 肝は、セイバーのアタッカーを二人用意すること。そして、肝になるサーヴァントはマルタだ。

 マルタは味方のデバフ解除と敵のバフ解除ができるので、レンタルしてでも使ったほうがいい。一応、他のサーヴァント(メディアとか)やアトラス礼装の組み合わせとかでも代用はできると思う。

 とにかく、第ニスキルで宝具封印のデバフを剥がし、第三スキルで矢避けを剥がす。あとは、火力バフ礼装をつけたセイバーアタッカーで殴り続ければ勝てる。

 注意すべきは、片方を先に倒した場合の道連れなどだ。なるべく同時タイミングに倒すよう調整するのがよいが、道連れについては後列にセイバーアタッカーをもう一人置いておけば無意味になる。

 後は丁重に、影の国へお帰り願え。

 

・百ハサン

 肝になるのはメディアだ。ルールブレイカーで即死付与バフを剥がし、第三スキルでデバフを解除する。

 ぐたい具体的な編成としては、

 メディア(ガッツとか火力礼装とかつけろ)+孔明(レンタルナチョス)+アンデルセンナチョス効率が上がる礼装とかつけろ)

 この組み合わせで、おそらく倒せるだろう。

 上級者なら、天草四郎とかアイリとかキングハサンとかで色々あそべるクエストだ。

 

ジークフリート

 残念ながら、このクエストはもはや高難度ではない。

 シャーロック・ホームズをフレンドから借りて、ジークフリートへホームズ→エウリュアレの順で宝具を撃てば終わる。

 

・メイヴ

 アーツ宝具のアサシンに火力礼装をつけて、取り巻きのケルトABを倒してから宝具をつかえ。チャージ攻撃してくるので、ターゲット集中持ちを添えるのを忘れない方がよい。

 宝具避けと魅了対策のために、マスター礼装はアトラス院ほぼ一択だ。

 アタッカーとしては式が優秀だが、配布鯖なのでレンタルでしか手に入らない。静謐のハサンや百貌のハサンを使えばなんとかなる。ケルトABを倒してバフを剥がした後、メイヴに宝具を2回撃てばおよそ片がつく。

 ちゅうい点としては、後ろにキャスターの取り巻きが控えているので、パーティの後列に一人くらいライダーをいれておいた方がよい。

 

ギルガメッシュ

 限凸火力礼装をつけたクー・フーリン(槍)を生かし続ければ勝てる。

 クー・フーリンシステムでも良いが、全体宝具なのでダビデとかをもってくると良いだろう。チャージ減少やバフ解除はあまりメインにするべきではない。

 

・ファイナル

 用意するものは、火力礼装をつけたバーサーカーと、火力礼装をつけたバーサーカーだ。つまり、ツインバンデラスだ。クーフーリン・オルタや頼光を借りられれば、ほぼなんとかなる。

 何故かといえば、このクエストでシビアなのは、相手を倒す順番とタイミングだからだ。

 基本方針は以下の3つだ

・メディアは放っておく(宝具を一回受ける必要がある)

・ネロのガッツを先に削れ

天草四郎は、見つけ次第始末しろ

 クリアパーティの例は、こんな感じだ。マルタはメディア、ヘラクレススパルタクスで代用可能かもしれない。ロビンの礼装をNP系にすれば、更に楽になるだろう。

 このパーティはある程度の安全マージをとって設計しているが、倒す順番とタイミングが重要な関係上、どうしても試行錯誤が必要になる局面があると思う。

 
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 ……そして、どうしようもなくなったら、令呪を使って宝具を撃つべきだ。特に、敵のバフが激しくなる終盤では、1ターンが生死を分けることがある。

 

 

 

 

 これで、2016年の高難易度攻略はいじょうだ。

 2017をやる余力があるかはわからないが、おまけとして俺の周回パーティを置いておく。これは花びら周回仕様だが、ボーナス礼装だけ付け替えれば、たぶん他所でもいちおう使えるはずだ。

 
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俺は、ブッシャリオンの告知をする

 よく来たな。俺は、ジョン=スパイラル・グッドスターだ。だが今日の俺は、いつもの俺ではない。今日の俺は、告知のために召喚された奉仕者(サーヴァント)だ。つまりは、ジョン=スパイラル・グッド星3くらいだ。残念ながら、ドリトスをたくさん積まれては俺も断れなかった。

 なので、ひかく的真面目に告知を行う。

 きたる9がつ8日(明日だ!)に 、『黄昏のブッシャリオン』がカドカワBOOKSから発売される。その、イベントの告知だ。

 

①実況イベント

 書籍はつばい後の10日と17日の21時から、実況イベントがある。これはつまり、みんなで書籍を読むことで、感想を言い合える……ネット上にそんざいする映画館みたいなものだ。

 そして、17日の実況には、なんとげんさく者がコメントをつける。いわばコメンタリーだ。これによって、二回とも参加が可能になる。

 ぐたい的には、書籍の第一章(プロローグ等は含めないのでちゅういだ)をブッシャリオンTwitterアカウント(@tsbsrion)のガイドに合わせて読み進め、 #仏理書籍 タグに感想を投稿することでかんそうをシェアするしくみだ。

 べつに特になにも考えず、「今日3袋目のドリトスをあけた」とか呟いてもたぶん大丈夫なので、どんどん参加するといい。

 

②書籍版レビューキャンペイン/原作者Q&A募集

 これは、ブッシャリオンのレビューやしつもんを募集するイベントだ。

 レビューについてはnote、Twitter、ブロゴ等、形式は不問だ。なんなら、ブッシャリオン本編を読まずに書いてもいい。但し、書籍版限定なので、カクヨムに感想として書き込んではいけない。書いたレビューは、できればTwitter上に #徳パンク感想文 タグで宣伝してくれ。募集は9月24日(日)いっぱい(日本時間)だ。

 まんがいち、一件も応募が無い場合は、運営チームと俺が合作した高出力怪文書が全世界へ向けてはっしゃされることになる。地球のすべてをメキシコにしてやる(運営チーム注:やめてください)。

 

 それと、前回応募が一件もなかったQ&A企画についても応募を受け付ける。こちらも、締切は24日中までだ。これは、例えば「ここの設定はどうなってるんですか?」とか「このキャラはここまで何して生きてきたんですか?」とか「おすすめのドリトスはなんですか?」みたいなのを、@tsbsrionにリプライで送ってほしい。レビューがタグ付け、しつもんがリプライだ。かなり複雑なので、注意しろ。

 

 質問、レビューとも、採用者には、それぞれ1000BPP(ブッシャリオン・パンク・ポイント)がセルフ加算される。更に我々が選んだ受賞者には、追加でポイントが付与される仕組みだ。

 俺もこのブロゴしっぴつによって1億BPPくらい貰ったが、使い道がわからないので道に撒いてみることにした。 

 

③マニスピナー

 リツイットンすることでプレゼントがあたる。これは頭のおかしいブッシャリオン運営チームではなく、きちんとしたKADOKAWAの企画だ。

 カドカワBOOKSのアカウントをフォーロウし、以下のツイートをリツイットンすることでおうぼは自動的に完了する。 

 

 しかるのち、お前のRTはカドカワ第三本社モノリスビルディングの巨大ミキサー状抽選機にかけられて得体の知れない液状にされた後、遊星からの物体Xみたいな冒涜的編集者によって濾過され、最後まで残った当選アカウントへは屋上ストーンヘンジ経由で召喚プログラムが送られてマニスピナーが黒猫やフンドシ姿の男性などの使い魔によって届けられる仕組みになっている筈だ。

 いじょうの経緯は俺の想像だが、たぶんそんなに大きく違わないと思う。

 これはひかく的しめきりが長い(なんと、9/30までだ!)が、そういうことを重点するとお前はたぶん油断しておうぼを忘れてしまうので、今すぎの応募をおすすめする。

 

 俺が告知すべきないようは以上だ。

 

  だから、残されたひとかけらのドリトス資源を使って、俺は少しだけ俺のことを語る。

  話は、今年の3月にさかのぼる。

 碌星らせん(ブッシャリオンの作者だ)は、ブッシャリオンの改稿にかなり行き詰まっていた。書籍化するには、かなりの分量を書き足せばならなかった。しかしそこに、何を書いたらいいかわからなかった。そいつは、ドリトスを買った。気が付くと、そいつの精神はメキシコへと旅立っていた。

  そして、俺が生まれた。

 ……そう。ブッシャリオンがなければ、そもそも俺もこのブロゴもそんざいしないのだ。

 ブッシャリオンの改稿に行き詰った時に生まれた、日々の鬱屈としたなんかや、将来への漠然とした不安。そうしたものがないまぜになって生まれたのが俺だ。

 だから、ブッシャリオンがはつばいされる今、召喚された俺はひとまず、その役目を終える。

 

 もう、ドリトス資源も残り少ない。

 俺が言いたいことは、一言。さらばだ。

 それだけだ。

 

(ついしん)

 ネロ祭のこうりゃく記事は後で本体の俺がアップロードウよていなので、あんしんしてくれ。

俺のブックはむりょう公開中だ

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。

 こんかいは要点だけ言う。俺は、ついにあの牡牛をカルネアサダにしてタコスに巻いてやった。しかしそれはデフォルトマスター礼装とジャンヌ・ダルクナチョスこうりつを上げてラストスタンディングエンドレス応援団するという面白みのたいしてない戦法だったので、記事を書くのはやめにした。

 その代わりに俺がこくちするのは、夏コミケットのウスイブックのことだ

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 そう……既に目ざといお前は知っていると思うが、「逆噴射(メキシコ)でわかるFGO・改」だ。これは今、BOOTHでむりょうこうかいされている。

「ワッザ!俺はクソ暑いコミケで500えんも出して買ったのに、無料公開するのか!?許せない!」

 そう思ったお前はどうか手に持ったソードオフ・ショットガンをゆっくり下ろして、最後に付いている「改」を見逃さないで欲しい。あと、俺が告知していたことを思い出して欲しい。そう……実は、バージョンが違うのだ。無印の「逆噴射(メキシコ)でわかるFGO」は、この世には物理版109冊(実は全部売れたので俺のぶんは無い)とDL版69アカウント分しか存在していないので、できれば大切にしてほしい。

 しかし、この「改」は違う。無料でいつでもダウンロードできる。ファイルをやりとりしても印刷しても構わない(但し、勝手に弄ったり、ファイルや印刷したものを売るのだけは話がややこしくなるのでやめろ)。タイプッムーンとかアニプレクスとかから文句を言われないかぎり、この頒布は続く。

 何故なら、この本はまえがきにも書いた通り、FGO初心者のお前に向けたものだからだ。じょうほう化社会でWikiとかまとめサイトとか掲示板とかに押しつぶされることのないよう書いたものだからだ。この本が誰かの役に立てば俺は嬉しいし、カルロスも多分喜ぶだろう。

 俺の言いたいことは、今回はいじょうだ。

お前はベディとともにロングジャーニーしろ

 よく来たな。俺は、ジョン=スパイラル・グッドスターだ。俺はさいきんはもっぱら牡牛にサーヴァントを踏み潰されたり、ぎゃくに種火を踏み潰したりしているが、あの牛をカルネアサダに加工してやるにはまだ数日かかりそうだ。

 なので、代わりに今日の記事はサーヴァントのベディヴィエールについてだ。そして、これは予め断っておかなくてはならないが、別にアーサー王がとうとうトランスフォーマーと共に戦っていたことが明らかになったからではない。

 そして、これが俺のカルデアのベディヴィエールだ。

 
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 俺が昔見たFateのアニメイシヨンでは声が違ったし、最近のえいがではなんだかもっと色黒だったような気がするが、Fateのモードレッドは邪悪な魔術師ではないのでそういうこともあるだろう。

 そして、これは何よりじゅうようなことだが、ベディヴィエールはお前のカルデアに必ず来るタイプのサーヴァントだ(ただし、お前がプレゼントボックスからだし忘れればいずれ去ってしまうだろう)。だが、何故俺が解説をしてこなかったか。それは、ベディヴィエールが真のメキシコを越えた先にいるサーヴァントだからで、それゆえに宝具レベルが上がりづらいからだ(俺のベディヴィエールも実はレベル4だ)。

 FGOの難易度は第六メキシコから跳ね上がる。そして、ベディヴィエールは第六章をクリアしなければ手に入らない。長い長い旅の果てにしか仲間にならないのだ。それが如何なるいきさつでなされたものか、俺は口を噤まねばならない。現在までトランスフォーマーの秘密を守り通してきたウッドウィック騎士団のようにだ。

 代わりに、俺はベディヴィエールの性能の話をする。これは、彼が出てくる第六章(詳しい話は抜きにするが、お前は多分NPCベディヴィエールを使いたくなる)でも効く話だからだ。

 

 ベディヴィエールを使う上で、もっとも重要なこと。それは、宝具……「銀の腕」の三種類の使い方だ。それはつまり、「宝具チェイン」と「B始動」だ。

 

  ひとつめの宝具チェインはとてもわかりやすい。FGOでは、宝具を並べると一部の効果が増える(よくお前は勘違いするが、すべての効果が増えるわけではない。欲張るな)。そして、ベディヴィエールはバスター性能アップがそれだ。これは実質的な火力アップになる。

 ……つまり、適当な宝具2つの後ろに銀の腕するだけで、宝具火力がすごい。しかも、第一スキルの「軍略」が無駄にならない。星3セイバーの中では、一番素直なアタッカーと言えるだろう。

 問題は、ナチョスだ。宝具を使うにはナチョスが必要で、そのためにはアーツチェインとかしなければならないが、ベディヴィエールにはAカードが一枚しかないので、3rdA によるナチョス補給が不可欠だ。しかし、Q性能が意外と高いこと……そして何より、第二スキル「冷静沈着」が30ナチョスくれるのでそこまで厳しくはない。俺には何故れいせい沈着になるとナチョスが焼けるのかよくわからないが、まぁ、そういうこともあるのだろう。この30ナチョスはスキルレベルによらず固定なので、もしスキルレベル上げを志すならば、「軍略」から上げるのをすすめる。

 

 そして、「B始動」だ。ベディヴィエールの銀の腕はB(バスター)……そして、Bが他に二枚あるが、ベディヴィエールは宝具を使ったバスターブレイブチェインにはそこまで向いていない(ついき:但し、頭ライオンのサーヴァントや「地球はひとつ」みたいな概念礼装が使えるか、外部ナチョス供給をするなら話は微妙に変わる)。では、余ったBを何に使うのか?最近かつやくしているBBにわけてBBBとかにするのか?

 そのとおりだ。余ったBは、B始動カードの補充に使うのだ。宝具もはっそうを転換して「いつでも使えるBカード」と考えることもできる。そして、ベディヴィエールにはAカードが一枚しかなく、火力が宝具に寄っている。

 だから、ここでもはっそうを転換すれば、実はアーツだらけの特攻野郎Aチームに組み込むのも一手だ。そうすることでAチェインなどでNPを補い、宝具やBでベディヴィエールの始動Bを補うWIN-WINかんけいが構築できる。

 

  ちなみに、言い忘れていたが、第三スキル「守護の制約」は1ターンしか効かない腰抜けのバフスキルと思われがちだが、倍率が地味に高い。そして、さいきんのFGOの環境では、クリティカル低下や常時防御バフが欠かせなくなってきている(さもなくばお前のサーヴァントは牛の足とかに踏み潰されて死ぬ)。そこで時たま、防御バフの「切れ目」が生まれることがある。そこに効いてくるのだ。マシュとかと組み合わせれば、宝具の防御に使うこともできるだろう。

  そして、地味に弱体耐性が付いている。最近のFGOではやはり、スタンや魅了に苦しめられることが増えている。こちらはスキルレベル依存効果だが、そういうところに地味に効いてくる上に、第二スキルの「精神いじょう耐性アップ」と複合させれば色仕掛けはかなり効かなくなるだろう。

 とはいえ、今のところ第二・第三スキルについては無理にスキルレベルを上げる必要はない。きょくたんな話、種火と再臨だけしてレベル60くらいまで育てれば、ある程度の戦力になるだろう。

 

 宝具チェインによる大火力、B供給、防御バフによるアシスト。そして、忘れがちな弱体耐性にくわえて戦力になりやすいことなど、総じて、ベディヴィエールはアタッカーとしての役目をこなしながらも、「痒い所に手が届く」サーヴァントと言えるだろう。そして。彼には実は、痒いところに手が届く要素がもう一つある。俺はそれについて話して、この記事を終える。

 

 あまり知られていないが、FGOには相性がある。それは、アーチャーがセイバーに強いとか、コングが飛行機によわいとか、そういう話ではない。隠された属性があのだ。

 天(飛行機)、地(メキシコ)、人(ダニートレホ)。基本的にはこの3つだ。

 飛行機はメキシコに強いが、ダニー・トレホにハイジャックされる。ダニー・トレホもメキシコでは命の危機に瀕するが、飛行機で脱出できる。そして、ブシェミは生き残る。つまり、コン・エアーを見れば相性がわかるといって良いだろう。

 だが、実はこれ以外に2つの属性がある。それは、野獣(ビースト)……そして、星(スター)だ。星といっても、お前のアプリを処理落ちさせているクリティッカルスターのことではないので注意する必要がある。

 この2つに当てはまるサーヴァントはとても少ない。何故少ないかは、語ると長くなるので俺はしない。だが、星ぞくせいについては、「基本的には人類史の中で大きな希望を残した人が星属性ですと原作者のキノコ・ナスも言っている。お前にはもうわかっていると思うが、ベディヴィエールはこの星属性のサーヴァントだ。これによって、一部の宝具に耐性があるとか、ダメージが安定するとか、そういうデータ的なこともあるが、それはどうでもいい。これは、彼の旅路の証であり。そして、セイバー不足に喘ぐお前のカルデアの希望ともなるのだ。

  

 俺の話はいじょうだ。俺が今日言いたかったことは、ベディヴィエールは長い旅路の果てに仲間になること。宝具寄りのアタッカーで、サポートもできること。そして、彼の旅路は決して無駄ではなかったこと。それだけだ。

恋情デスペラードのデスペラードを感じろ

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。いつもならFGOの話をするところだが、俺は砂漠でのイカれたレースや脱獄に忙しい。

 だから、今回はFGOの話はナシだ。代わりに、俺は今日お前に、この漫画を読ませるためにやって来たのだ。

https://www.sunday-webry.com/series/572

 

 恋情デスペラード……なんとデスペラードを感じるタイトルだろうか。そして、恋情という単語とデスペラードという真の男を表す単語の間に強烈な斥力が発生している。しかし、その題名に恥じぬくらい、この作品はごちゃまぜなのだ。確かに恋情デスペラードは恋情ものであり、そして同じくらいデスペラードでもある。読めば納得する。

 

  そもそもこれは、どんな作品か?ひとことで言えば、あのコガラシ・モンジロウのような股旅もの時代劇に、ワイルド・ウェスタンを世界観ごとドッキングさせたようなシロモノなのだ。

 ジャパン・コンチネンタルの荒野を治めるは義理と人情、そして弱肉強食の掟。その頂点に立つのは、刀を銃へと持ち替えたサムライ達。サムライの筆頭たるショーグン家、そして陰謀を巡らすエチゴヤ・カンパニーが支配する大地こそが恋情デスペラードの舞台だ。

 ちなみに、この舞台解説の部分に当ブロゴオリジナルの語彙は一切ない。固有名詞は全て原典ママだ。

 かの七人の侍と荒野の七人の例を出すまでもなく、時代劇と西部劇はとてもよく似ている

 過去にこの手の世界観を持つ作品がなかった訳ではないが、この作品でも実によくマッチしている。敢えて今の時代にこれを持ってくるのは実に慧眼だと俺は思う。普通に慧眼と言ったのでは足りないので、スゴイ・慧眼としておこう。

 

 そんな世界で、主人公の『紋子』は「世界一の旦那」を探して流離う女一匹旅烏。時代遅れとなった長ドスと、右腕の義手。そして股旅の必需品とも言える三度笠と合羽がトレードマークだ。

 彼女は全力で恋し、戦い、身を焦がし、時に挫折する。そこにはプリミティブな生の在り方、すなわちデスペラードがあり、根底にはひたむきなまでの恋情がある。

 だからこそ、この作品は恋情とデスペラードが高次で結び付いた……すなわち「恋情デスペラード」以外の何者でもないのだと俺は思う。

 

 そして一見、この作品は主人公が女性という以外はオールドスクールな仕立てに見えかもしれないが、その奇妙な既視感が妙に心地よい。

 どこかで観たことがある筈なのに、新しい。それは恐らく、俺がニンジャスレイヤー常用者という理由だけではないだろう。それはお前の魂の中の荒野であり、魂の中の渡世人なのだ。つまりは、メキシコだ。

 俺が今回言いたいことは「恋情デスペラード」を読め、それだけだ。

 そして、ぜひとも続編として恋情エル・マリアッチや恋情レジェンド・オブ・メキシコが描かれることを願っている。