考えるタケノコのブロゴ

世界的ムーヴメントを引き起こしつつあるTwitter小説ニンジャスレイヤーを世に広めつつニンジャ真実に迫り、ついでに1000DHNJSPをゲットするブログス

俺のブックはむりょう公開中だ

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。

 こんかいは要点だけ言う。俺は、ついにあの牡牛をカルネアサダにしてタコスに巻いてやった。しかしそれはデフォルトマスター礼装とジャンヌ・ダルクナチョスこうりつを上げてラストスタンディングエンドレス応援団するという面白みのたいしてない戦法だったので、記事を書くのはやめにした。

 その代わりに俺がこくちするのは、夏コミケットのウスイブックのことだ

dddrill.booth.pm

 そう……既に目ざといお前は知っていると思うが、「逆噴射(メキシコ)でわかるFGO・改」だ。これは今、BOOTHでむりょうこうかいされている。

「ワッザ!俺はクソ暑いコミケで500えんも出して買ったのに、無料公開するのか!?許せない!」

 そう思ったお前はどうか手に持ったソードオフ・ショットガンをゆっくり下ろして、最後に付いている「改」を見逃さないで欲しい。あと、俺が告知していたことを思い出して欲しい。そう……実は、バージョンが違うのだ。無印の「逆噴射(メキシコ)でわかるFGO」は、この世には物理版109冊(実は全部売れたので俺のぶんは無い)とDL版69アカウント分しか存在していないので、できれば大切にしてほしい。

 しかし、この「改」は違う。無料でいつでもダウンロードできる。ファイルをやりとりしても印刷しても構わない(但し、勝手に弄ったり、ファイルや印刷したものを売るのだけは話がややこしくなるのでやめろ)。タイプッムーンとかアニプレクスとかから文句を言われないかぎり、この頒布は続く。

 何故なら、この本はまえがきにも書いた通り、FGO初心者のお前に向けたものだからだ。じょうほう化社会でWikiとかまとめサイトとか掲示板とかに押しつぶされることのないよう書いたものだからだ。この本が誰かの役に立てば俺は嬉しいし、カルロスも多分喜ぶだろう。

 俺の言いたいことは、今回はいじょうだ。

お前はベディとともにロングジャーニーしろ

 よく来たな。俺は、ジョン=スパイラル・グッドスターだ。俺はさいきんはもっぱら牡牛にサーヴァントを踏み潰されたり、ぎゃくに種火を踏み潰したりしているが、あの牛をカルネアサダに加工してやるにはまだ数日かかりそうだ。

 なので、代わりに今日の記事はサーヴァントのベディヴィエールについてだ。そして、これは予め断っておかなくてはならないが、別にアーサー王がとうとうトランスフォーマーと共に戦っていたことが明らかになったからではない。

 そして、これが俺のカルデアのベディヴィエールだ。

 
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 俺が昔見たFateのアニメイシヨンでは声が違ったし、最近のえいがではなんだかもっと色黒だったような気がするが、Fateのモードレッドは邪悪な魔術師ではないのでそういうこともあるだろう。

 そして、これは何よりじゅうようなことだが、ベディヴィエールはお前のカルデアに必ず来るタイプのサーヴァントだ(ただし、お前がプレゼントボックスからだし忘れればいずれ去ってしまうだろう)。だが、何故俺が解説をしてこなかったか。それは、ベディヴィエールが真のメキシコを越えた先にいるサーヴァントだからで、それゆえに宝具レベルが上がりづらいからだ(俺のベディヴィエールも実はレベル4だ)。

 FGOの難易度は第六メキシコから跳ね上がる。そして、ベディヴィエールは第六章をクリアしなければ手に入らない。長い長い旅の果てにしか仲間にならないのだ。それが如何なるいきさつでなされたものか、俺は口を噤まねばならない。現在までトランスフォーマーの秘密を守り通してきたウッドウィック騎士団のようにだ。

 代わりに、俺はベディヴィエールの性能の話をする。これは、彼が出てくる第六章(詳しい話は抜きにするが、お前は多分NPCベディヴィエールを使いたくなる)でも効く話だからだ。

 

 ベディヴィエールを使う上で、もっとも重要なこと。それは、宝具……「銀の腕」の三種類の使い方だ。それはつまり、「宝具チェイン」と「B始動」だ。

 

  ひとつめの宝具チェインはとてもわかりやすい。FGOでは、宝具を並べると一部の効果が増える(よくお前は勘違いするが、すべての効果が増えるわけではない。欲張るな)。そして、ベディヴィエールはバスター性能アップがそれだ。これは実質的な火力アップになる。

 ……つまり、適当な宝具2つの後ろに銀の腕するだけで、宝具火力がすごい。しかも、第一スキルの「軍略」が無駄にならない。星3セイバーの中では、一番素直なアタッカーと言えるだろう。

 問題は、ナチョスだ。宝具を使うにはナチョスが必要で、そのためにはアーツチェインとかしなければならないが、ベディヴィエールにはAカードが一枚しかないので、3rdA によるナチョス補給が不可欠だ。しかし、Q性能が意外と高いこと……そして何より、第二スキル「冷静沈着」が30ナチョスくれるのでそこまで厳しくはない。俺には何故れいせい沈着になるとナチョスが焼けるのかよくわからないが、まぁ、そういうこともあるのだろう。この30ナチョスはスキルレベルによらず固定なので、もしスキルレベル上げを志すならば、「軍略」から上げるのをすすめる。

 

 そして、「B始動」だ。ベディヴィエールの銀の腕はB(バスター)……そして、Bが他に二枚あるが、ベディヴィエールは宝具を使ったバスターブレイブチェインにはそこまで向いていない(ついき:但し、頭ライオンのサーヴァントや「地球はひとつ」みたいな概念礼装が使えるか、外部ナチョス供給をするなら話は微妙に変わる)。では、余ったBを何に使うのか?最近かつやくしているBBにわけてBBBとかにするのか?

 そのとおりだ。余ったBは、B始動カードの補充に使うのだ。宝具もはっそうを転換して「いつでも使えるBカード」と考えることもできる。そして、ベディヴィエールにはAカードが一枚しかなく、火力が宝具に寄っている。

 だから、ここでもはっそうを転換すれば、実はアーツだらけの特攻野郎Aチームに組み込むのも一手だ。そうすることでAチェインなどでNPを補い、宝具やBでベディヴィエールの始動Bを補うWIN-WINかんけいが構築できる。

 

  ちなみに、言い忘れていたが、第三スキル「守護の制約」は1ターンしか効かない腰抜けのバフスキルと思われがちだが、倍率が地味に高い。そして、さいきんのFGOの環境では、クリティカル低下や常時防御バフが欠かせなくなってきている(さもなくばお前のサーヴァントは牛の足とかに踏み潰されて死ぬ)。そこで時たま、防御バフの「切れ目」が生まれることがある。そこに効いてくるのだ。マシュとかと組み合わせれば、宝具の防御に使うこともできるだろう。

  そして、地味に弱体耐性が付いている。最近のFGOではやはり、スタンや魅了に苦しめられることが増えている。こちらはスキルレベル依存効果だが、そういうところに地味に効いてくる上に、第二スキルの「精神いじょう耐性アップ」と複合させれば色仕掛けはかなり効かなくなるだろう。

 とはいえ、今のところ第二・第三スキルについては無理にスキルレベルを上げる必要はない。きょくたんな話、種火と再臨だけしてレベル60くらいまで育てれば、ある程度の戦力になるだろう。

 

 宝具チェインによる大火力、B供給、防御バフによるアシスト。そして、忘れがちな弱体耐性にくわえて戦力になりやすいことなど、総じて、ベディヴィエールはアタッカーとしての役目をこなしながらも、「痒い所に手が届く」サーヴァントと言えるだろう。そして。彼には実は、痒いところに手が届く要素がもう一つある。俺はそれについて話して、この記事を終える。

 

 あまり知られていないが、FGOには相性がある。それは、アーチャーがセイバーに強いとか、コングが飛行機によわいとか、そういう話ではない。隠された属性があのだ。

 天(飛行機)、地(メキシコ)、人(ダニートレホ)。基本的にはこの3つだ。

 飛行機はメキシコに強いが、ダニー・トレホにハイジャックされる。ダニー・トレホもメキシコでは命の危機に瀕するが、飛行機で脱出できる。そして、ブシェミは生き残る。つまり、コン・エアーを見れば相性がわかるといって良いだろう。

 だが、実はこれ以外に2つの属性がある。それは、野獣(ビースト)……そして、星(スター)だ。星といっても、お前のアプリを処理落ちさせているクリティッカルスターのことではないので注意する必要がある。

 この2つに当てはまるサーヴァントはとても少ない。何故少ないかは、語ると長くなるので俺はしない。だが、星ぞくせいについては、「基本的には人類史の中で大きな希望を残した人が星属性ですと原作者のキノコ・ナスも言っている。お前にはもうわかっていると思うが、ベディヴィエールはこの星属性のサーヴァントだ。これによって、一部の宝具に耐性があるとか、ダメージが安定するとか、そういうデータ的なこともあるが、それはどうでもいい。これは、彼の旅路の証であり。そして、セイバー不足に喘ぐお前のカルデアの希望ともなるのだ。

  

 俺の話はいじょうだ。俺が今日言いたかったことは、ベディヴィエールは長い旅路の果てに仲間になること。宝具寄りのアタッカーで、サポートもできること。そして、彼の旅路は決して無駄ではなかったこと。それだけだ。

恋情デスペラードのデスペラードを感じろ

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。いつもならFGOの話をするところだが、俺は砂漠でのイカれたレースや脱獄に忙しい。

 だから、今回はFGOの話はナシだ。代わりに、俺は今日お前に、この漫画を読ませるためにやって来たのだ。

https://www.sunday-webry.com/series/572

 

 恋情デスペラード……なんとデスペラードを感じるタイトルだろうか。そして、恋情という単語とデスペラードという真の男を表す単語の間に強烈な斥力が発生している。しかし、その題名に恥じぬくらい、この作品はごちゃまぜなのだ。確かに恋情デスペラードは恋情ものであり、そして同じくらいデスペラードでもある。読めば納得する。

 

  そもそもこれは、どんな作品か?ひとことで言えば、あのコガラシ・モンジロウのような股旅もの時代劇に、ワイルド・ウェスタンを世界観ごとドッキングさせたようなシロモノなのだ。

 ジャパン・コンチネンタルの荒野を治めるは義理と人情、そして弱肉強食の掟。その頂点に立つのは、刀を銃へと持ち替えたサムライ達。サムライの筆頭たるショーグン家、そして陰謀を巡らすエチゴヤ・カンパニーが支配する大地こそが恋情デスペラードの舞台だ。

 ちなみに、この舞台解説の部分に当ブロゴオリジナルの語彙は一切ない。固有名詞は全て原典ママだ。

 かの七人の侍と荒野の七人の例を出すまでもなく、時代劇と西部劇はとてもよく似ている

 過去にこの手の世界観を持つ作品がなかった訳ではないが、この作品でも実によくマッチしている。敢えて今の時代にこれを持ってくるのは実に慧眼だと俺は思う。普通に慧眼と言ったのでは足りないので、スゴイ・慧眼としておこう。

 

 そんな世界で、主人公の『紋子』は「世界一の旦那」を探して流離う女一匹旅烏。時代遅れとなった長ドスと、右腕の義手。そして股旅の必需品とも言える三度笠と合羽がトレードマークだ。

 彼女は全力で恋し、戦い、身を焦がし、時に挫折する。そこにはプリミティブな生の在り方、すなわちデスペラードがあり、根底にはひたむきなまでの恋情がある。

 だからこそ、この作品は恋情とデスペラードが高次で結び付いた……すなわち「恋情デスペラード」以外の何者でもないのだと俺は思う。

 

 そして一見、この作品は主人公が女性という以外はオールドスクールな仕立てに見えかもしれないが、その奇妙な既視感が妙に心地よい。

 どこかで観たことがある筈なのに、新しい。それは恐らく、俺がニンジャスレイヤー常用者という理由だけではないだろう。それはお前の魂の中の荒野であり、魂の中の渡世人なのだ。つまりは、メキシコだ。

 俺が今回言いたいことは「恋情デスペラード」を読め、それだけだ。

 そして、ぜひとも続編として恋情エル・マリアッチや恋情レジェンド・オブ・メキシコが描かれることを願っている。

 

俺のウスイブックは完売した

よく来たな、俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。2017年8月13にち、俺のこうりゃく本はコミケではんばいされ、そこそこ売れたらしく100冊が2じかんくらいで完売した。現地のカルロスからのほうこくでは、買ったやつのなかにメキシコじんやバンデラスは残念ながら居なかったようなので、俺はすこしざんねんだった。

なので、俺はこうりゃく本をDLはんばいすることにした。

https://dddrill.booth.pm/items/592478

 

Boothとかいうサービスを使えば、たぶん入管とのトラブルでコミケに行けなかったメキシコ人やドキュメンタリーを撮っているダニートレホとかも攻略本を買うことができるはずだ(俺はインターネッにくわしくないので、 もしかするとリージョン的なやつでできないかもしれない)。

ただし、ねだんは500円にした。これは単純に会場での値段が500円だったからで、整合性の問題だ。もし500円で買ったものが次の日にタダで売っていたら、じんせいはきっと今より馬鹿らしいものになってしまうだろう。たとえば、steamではそういうことがよくある。

ただし、俺が同人誌を売ってドリトスを食っていると思われるのも癪だし、何より攻略情報には寿命がある。なので、500円なのは8月の間だけだ。9月になったらリバイズド版をフリーで公開する。それが平気なやつだけ買ってほしい。

ちなみに、ダウンロード版の売り上げはぜんぶドリトスになる。

いじょうだ。

俺はコミケに出る

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。

 俺の「逆噴射(メキシコ)でわかるFGO」がついさっき完成した。なので、俺はこれでコミケに出る。

 サークルスペースは

3日目(日)東プ27a

 だ。ただし、俺は残念ながらスペースにいられるかはわからないが、知り合いのカルロスが売っていると思うので気に入ったら買ってやってほしい。

 内容はこのブロゴを大幅シェイプアップ改修加筆し、FGOこうりゃく本として纏めたものだ。さらに、ジャンヌ・ダルクジャック・ザ・リッパーの記事(短い)も書き下ろしている。

 おまけに絵までついた。これがその表紙だ。 

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 (表紙込40P500円)

 

水着スカサハのつかいかた(ライトメキシコ)

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスター。夏の締め切りに追われる男だ。

 だから俺は、気分転換に水着のベイブの話をするため、ブロゴをこうしんすることにした。

 

 お前はきっといまごろ、カルデア・サマーメモリーなどという甘い言葉に唆されて無人島で遭難し、鉄の小屋やスイカ畑などを建築しているに違いない。俺はしている。だが、あのサーファーはまだカルデアには来ていない。それはいい。

 このサマーメモリーとかいうイベントはかなりの大型イベントで、具体的には俺のサーヴァント編成の半分以上がサマーメモリー専用編成になる程度に大型だ。手間がかかる分戦利品も多く、どうやらクエストの素材ドロップも良いらしい。だが、俺はお前のママではないので詳しいことには触れない。wikiかニンジャヘッズにでも聞け。

 

 問題は、戦利品のなかにある配布サーヴァントの話だ。それは、アサシンのスカサハだ。

 
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 「水着キャラクターを配布するなんてFGOは太っ腹だ!」などと無邪気なお前は思うかもしれないが、基本的にメキシコなのでそういううまい話はない。このスカサハは、本人の性格通りかなり面倒な性能をしている。

 但し、難しいというのは「性能を100%発揮するのが難しい」という話で、弱いという意味ではない。そこを履き違えるな。

 

 わかりやすいように説明していく。まず、スカサハが強いのは、単純に火力の問題だ。それに、アサシンの全体宝具使いというのは、極めて数が少ない。それも金サーヴァントとなれば、今のところ他にいるのは酒呑童子クレオパトラ……つまりは、期間限定サーヴァントだ。

 そして、あまり言いたくはないのだが、スカサハは第三スキルの自己バフがある。これを宝具に乗せた場合……宝具1の星5サーヴァントよりも火力が出るのだ。

 FGOでは丈夫なワイバーンやムシュフシュが徒党を組んで出てくるパターンが少なくないので、この時点で育てる価値はある。

 

 では、何が面倒なのか?

 一言で言えば、概ねドラゴンのせいだ。

 ドラゴン……それはファンタジーせいぶつの頂点だ。そしてFGOではしばしばドサ回りのごとくクエストに登場しては、プレイヤーの周回速度を苦しめていく。

 こいつのクラスは接待とかを除けばライダーで、だいたい一体で出てくる。そして、通常攻撃で台パンし、全体攻撃をする。

 この時点で勘のいいお前はスカサハとの相性の悪さがわかったはずだ。全体攻撃で第一スキルのターゲット集中は無効化され、全体宝具はドラゴン一体には持て余す……それこそが、スカサハの使い勝手の悪さの一因だ。

 

 それに対する答えは簡単だ。役割を分担しろ。単体宝具アサシンにドラゴンを押し付ける。或いは、スター発生役を別に置き、スカサハにスターを流し込んでクリティカル殺する。そういう運用だ。第一スキルにクリテイッカルアップが付いているのは、恐らくそういう意味だ。

 同じく第二スキルも、相手によって運用が変わる。つまり、スカサハは次のように戦略をスイッチすることを教えてくれる師しょうでもあるのだ。

 

①相手が台パンしてくる場合

 宝具やQチェイン、外部供給でスターを稼ぎ、クリティカルで殴り倒す。自分がアタッカーになるときは第一スキルを使う。

 第二スキルで脱落しそうな味方のフォローをする。

 

②相手のマナーがいい場合

 第一スキル+第二スキルで自分が盾になり、その隙にナチョスを稼いで第三スキルを使い、宝具殺する。

 

 尚、ほんらいのランサーの時とは違い、アサシンのスカサハのカード性能はQ3枚だが普通なので、概念礼装で補強するのがいい。

 具体的には、ナチョスポイント礼装や、ナチョス、スター発生効率が上がる礼装がいいだろう。

 

 このように、サーヴァントの中には戦略をスイッチすることで性能をより発揮できるサーヴァントがいる。それが今回、俺が言いたかったことだ。

 次は、夏コミで会おう。

黒ひげを育てたほうがいい3つの理由

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。

 

 さいきんはFGOも色々なイベントがあり、お前のメキシコにも種火や素材が貯まってきているかもしれない。具体的には、あわれな鬼をエウリュアレでボコボコにして、酒場の裏に突っ込むさぎょうをしていたかもしれない。俺もしていた。だが、今回はその話でない。

 素材が溜まってきた。つまりこれは、新しいサーヴァントを育てるチャンスということだ。俺はこの機を見逃さない。こんかいは久々のサーヴァントしょうかいだ。

 

 実は、俺はかなり気分次第でサーヴァント紹介を書いているので、書きかけでボツにした原稿がけっこうな数ある。例えば、ロビン・フッドとか、ダレイオスとか、メディアとか、そういうサーヴァントの書きかけ原稿は今も俺のはてなブロゴに仕舞い込まれている。ひょっとしたら、夏のメキシコブックに収録されるかもしれないが、まだ分からない。とにかく今回の記事は、その一つだった。

 

 夏、それは海賊の季節だ。具体的にはジョニー・デップが演じる海賊の季節だ。パイレーツ・オブ・カリビアン……最後の海賊。その日本公開が始まるのだ。

 本国ではとっくに先月公開だとか、どうしてラストでもないのに「最後の海賊」とかいうまぬけな邦題なのかとか、そういうのは「死人に口なし」なので俺は敢えて突っ込まないことにする。見に行くかどうかは、ちょっと考えているところだ。

 

 とにかく、俺はカリブの海賊について思い出したので、コイツの紹介をすることにした。海賊の中の海賊、エドワード・ティーチだ。

 

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  実は、ゆうめいな海賊には国の許可や名士の援助を得た私掠船や私掠船くずれが多く、完全なアウトロウ存在はあまり多くない。何故なら後ろ盾のない犯罪者は、すぐにコースト・ガードとかNYPDとかに捕まり、速度違反罰金をとられたり縛り首にされたりするからだ。

 しかし、黒ひげは違う。純粋の荒くれだ。だからこそ後世に海賊として語り継がれるイメージは殆どがこの男が原型と言っても過言ではない。無法者達の最後の時代に現れたコイツこそ、しんの「最後の海賊」とも言えるだろう。

 まさに、真の男にふさわしいサーヴァントだ、とお前は考えるかもしれない。しかもフレンドと稼いだコネポイントでガチャから出る。

 しかし、そういう油断をした迂闊なお前は、すぐに下にサメのいる板の上でジャンプさせられたり、樽に詰め込まれて剣を一本ずつ突き立てられるタネなし脱出マジックみたいなことをやらされるはめになるのだ。

 このゲームはFGOだ。FGOはメキシコだ。アーサ王が女体化したり、イギリス人がナチョス屋だったり、弁慶が弁慶だったりするメキシコだ。カリブ海の小島ではない。決してゆだんするな。

 

 俺はこの黒ひげについてしんちょうにプレゼンをしていく。タイトルは「黒ひげを育てたほうがいい3つの理由と、育てないほうがいい3つの理由」だ。

 

理由その① 素材

 実は、お前が黒ひげを全く使わなくても、黒ひげを育てることにはメリットがある。それは、再臨1回で開放される、ろくでもない絆クエストだ。クエストはほんとうにろくでもないが、海賊なので戦利品だけは確かだ。

 禁断の頁10枚。これだけのページがあれば、お前はアンデルセンを第二再臨できるし、ゲオルギウスも育てきることができるようになる。

 禁断の頁がひつようなら、黒ひげを育てるべきだ。

 

理由その② 金庫破り

  FGOではQP(ケサディーヤ・ポイント)とかいう通貨が存在している。これは宝物庫のドアを西部劇めいて蹴破るクエストで主に手に入る。

 そして、宝物庫のドアは何故かキャスターなので、ライダーでじゅうりんできる。特に、全体宝具のライダーで、火力バフが重ねられるならば安泰だ。

 黒ひげは本職なので、宝物庫クエストにすさまじいシナジーを発揮する。

 そうでなくとも、低コスト全体宝具持ちはなかなか使い所が多い。

 

理由その③強力なスキル

 第一スキル「嵐の航海者」は1ターン限定の複合バフで、宝具チェインする時に役に立つ。だが、こいつのスキルの真価は別のところにある。

  最終再臨後の強化クエストで覚える、第三スキル。これが、黒ひげの最大の価値だ。

 例えば、スキルレベル6の黒ひげは、CT7で1500HP(ハラペーニョ)回復のスキルを持つ。これは1ターンあたりで200ちょっとになる。そして、対象が女性(+性別不詳)サーヴァントの場合、回復量が倍になる。

 唯一の欠点は、本人が女性でないことだ。1ターン400の回復量は、アンデルセンと比べれば心許ないかもしれないが、アンデルセンに攻撃はできない。そして、実は、このスキルは全体HP回復スキルとしてはFGO最高水準にある。気持ちはわかるが、げんじつを直視しろ。

 男だらけのパーティーを組むのでないかぎり、黒ひげの回復スキルはすさまじい能力を発揮するだろう。(余談だが、FGOの高レアは女性比率が高い傾向にある)

 

 この回復スキルをどう使うか。いくらスキルとしては最高峰出会っても、回復宝具よりは回転が低い。その答えの一つは、事故の防止だ。

 アタッカーのHPが削られ、不慮の死を遂げることがある。黒ひげを、宝具で1Waveや2Waveを掃討する使い方をする場合、第三スキルを使うことでこのリスクを下げられる。本人は第二スキルのガッツでスキルタイミングまでしぶとく粘ることも可能だ。

 

 以上が、黒ひげを育てた方がいい理由だ。

 

 

 だが、俺はセールスマンではない。宗教のかんゆうとかでもない。なので、育てないほうがいい理由もきちんと書く。もしもここまでで完全に黒ひげを育てる気になったなら、べつに読まなくてもいい。そのへんはお前のじゆうだ。

 

理由その①ステータスが低い

 黒ひげは強いが、星2サーヴァントだ。なので、ステータスが低い。

 だから宝物庫の扉ははかいできても、種火を狩ることは難しい。しょせんは海賊ということだ。「すぐに死ぬ」というのはメリットではあるが、使い所は限られる。

 聖杯を使う手もあるが、それは次の理由でふれる。

 

理由その②ライダーである

 ライダーのサーヴァントは黒ひげだけではない。今まで紹介したなかでも、ゲオルギウスもライダーだし、牛若丸もライダーだ。

 そう、ライダーというサーヴァントは既に飽和状態にある。黒ひげと役割が被りそうな星3サーヴァントだけでも数体はいるのだ。俺はお前のママではないのでいちちい説明はしないが、半裸のオッサンよりも、年若い少年やおっぱいの大きいベイブの方がいいという心の弱いお前もたくさん居るはずだ。

 つまり、ライバルが沢山いる。おまけに、ライダーというのはクリティッカルスターをたいくさん吸い上げるので、サポート役としても少し使いづらい。

 

理由その③素行がよくない

 海賊なので当然だ、とお前は思うだろうし、一見、企業のスカム面接たんとう者とかがいいそうなことに思えるが、俺はお前の就活転職アドバイザではない。

 しかし実はこれは、極めて深刻な問題だ。お前がFGOのボイスをオンにしていたいなら、このサーヴァントは使わない方がいい危険すらある。

 何故なら、ボイスはお前がメキシコで戦い続ける限り、ずっとついて回る問題だからだ。 お前が宝物庫に出撃するたび、お前の魂が削られることになるのだ。現に俺は黒ひげが召喚されてから三ヶ月くらい塩漬けにしたし、この記事も一度没にした。だが、使っているうちに慣れる。

 

 

 これで俺のプレッゼンーは終わりだ。黒ひげについて色々書いたが、育てるかどうかはお前のカルデアの財宝と相談して決めろ。俺は相談しなかったけっか、アマゾネスとか海賊とかを延々ハントし続けるコンキスタドールこういに手を染める羽目になった。

 この記事でいいたかったことは、2つ。黒ひげは最後の海賊で強い。だが、育てるべきとは言い切れない。そしてそれは、パイレーツ・オブ・カリビアンについても同じだ。この3つだ。いじょうだ。