考えるタケノコのブロゴ

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アタランテ・オルタでスター・ウォーズに勝利しろ

※※この記事には『スター・ウォーズ Episode9』のネタバレがやや含まれます。ご注意ください。※※

 

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスター。今年はコミケットには行かない男だ。

 年の瀬だが、今年の俺にはサンタさんが来なかったので「FGOも最近やることないなー」などと言っているお前のために、サーヴァント紹介をデリバリーすることにした。これで、来年には俺のところにフライングトナカイがマッハ3で突っ込んでくる筈だ。願い事は、とりあえず『デッドプール3』か『アリータ』の続編にしておく。

(追記:書いてる途中に『デッドプール3』のリークがあったので、やっぱり『アリータ2』にする) 


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 今日紹介するのは、アタランテ・オルタ。冬が似合うバーサーカーだ。紹介理由は、

「アタランテ・オルタの育成が終わりましたら是非とも運用記事を読みたいです!」

という良い子からのお便りが、お題BOXに埋もれていたことに気付いたからだ(送信日付は2018年11月だった)。世の中には、時々こういうこともある。しかし、今気づいたのでノープロブレムだ。たぶん。

 

 さて、FGOも長いこと続いていると、色々なことがある。最初は9個しかなかったはずのクラスが13個に増えていたり、サンタクロースで戦隊が組めたり。ライトセイバーの色が紫とか他の色だったり。特に、同じクラスの間の棲み分けが深刻で、「バーサーカーとは……?」「オルタとは……?」みたいなことになる。スター・ウォーズでも、だんだんジェダイとシスの境界がよくわからなくなってくるのと、まぁ似たようなものだ。

 

 さて、バーサーカーといえば暴力だ。バーサーカーで、バスターブレイブチェインをする。なんかすごい火力が出る。これが古き良き時代のFGOだった。他人のことを考えず戦い、理性とスターを置き去りにしていく……少なくとも、なんかそんな感じのクラスだったはずだ。フルプレートガトリング戦闘機野郎とか例外はいるが、そうだった。

 だが、アタランテ・オルタは一言で言えば、「気配りのできるバーサーカー」と言えるだろう。バスターでもスターキラー基地でもない。クイックと、スター集中。それが彼女のタクティクスだ。

 

 宝具とクリティカルの両立はFGOのえいえんのテーマで、アーツ・クロティカルでナチョスを回収することでようやくの決着を見たのは最近の記事を読んだお前なら知っているはずだ。

 だが、アタランテ・オルタのクリティカルはそういう便利なクリティカルではない。攻めのクリティカルだ。じゅんすいに、火力……あと、おなさけ程度のスターとナチョスのためにクリティカルをするのだ。それでもカード性能は実はいいので、うまくクリティカルを仕込めばナチョスは結構回収できるが、そもそもバーサーカーだしそこまでバスターでもないので、ゆうちょうにカードを切って戦うのはあまり向いていない。

 あくまで短期決戦がアタランテ・オルタを使うときの方針だ。具体的には、「敵が宝具を撃つまで」が大まかなリミットになる。そのためには、なるべく短いターンで火力を叩き出さないといけない。しかし、宝具はQだしそこまでダメージが出ない。そこで、宝具火力とクリティカルの火力をいかにマッチさせていくか、がアタランテ・オルタを使いこなす鍵になる。

 

 アタラテ・オルタは、MUNENORIと同じように1ターンのみの効果のスキルが多い。これは、スキルのタイミングが重要になる……比較的上級者向けのサーヴァント、ということだ。

 問題は、構成がQuickをクリティカルさせたいのか、Busterをクリティカルさせたいのか、いまいちハッキリしないことだ。ダメージを優先するか、スターとかを優先するか。お前が決めなければならない。それでも、ちゃんとダメージを出していくためには何らかのサポートは必要だ。アタランテ・オルタの暮らす惑星ホスでは、ナチョスポイントやスター・デストロイヤーが地面からいくらでも湧いてくる、などということはないからだ。

 

 アタランテ・オルタを有効に使うためのサポートには、いくつかの解決策がある。それは具体的には、スカサハ=スカディを使うかどうかだ。

  スカディを使うなら、簡単だ。アタランテ・オルタをうまいこと餌付けして、バフとかを注ぎ込んで宝具とクリティカルを撃てばいい。スカディが二人いれば、もっと簡単になる。宝具レベルが高めなら、適切な礼装(黒聖杯とか)をつけて、ダブルスカディでブーストすれば、宝具とクリティカルでけっこうなダメージが出る。宝具に宝具封印とか呪いとかついているが、宝具封印はいつ撃っても得なやつなので、特に気にしなくていい。 

 

 しいて難しいところを上げるなら、第二スキル「アルカディア越え」の使いどころだ。これは、アタランテ・シリーズの本体ともいえるスキルで、味方全体のQuickをつよくする。ただし、1ターンだ。

 できれば、宝具のタイミングでこのスキルを切りたい。さらにできれば、他のサーヴァントの宝具とチェインを組みたい。そして、出たスターで強化クリティカル、が理想だが、カード配分が上手く行くとは限らない。「ムッ、次のターンでアタランテ・オルタのカードが出る!」みたいなのは、多分フォースではないからだ。

 

 解決策は、実は簡単だ。アタッカーを二人にすればいい。グリーヴァス将軍めいたタクティクスだ。但し、この場合……アタランテ・オルタの方がサブになる。メインは別のQuickサーヴァントを持ってくるといい。

 サーヴァントが二人居れば、どちらかのカードが引ける可能性はかなり高くなる。もう一人がスターの湧く星の出身だったりすれば更に楽だが、そうでなくても第一スキル「自己進化EX」がある。

 自己進化というのは多分ポッキモンめいた進化……FGOだと再臨なのだと思うが、アタランテ・オルタは肩出しで寒かろう、と再臨すれば肩がモコモコになる代わりに腹が剥き出しになる。ならば、ともう一回再臨すると、腹が剥き出しのまま肩がゴツくなるので、俺は考えるのをやめた。

 

 ともかく、流れとしては、

アルカディア越え」を乗せたQ宝具チェイン→他スキルを乗せたクリティカル

 とつなげていくのが理想となる。だが、あくまで理想は理想だ。抱えて溺死することはない。場合によっては、「アルカディア越え」をクリティカル強化に切る覚悟も必要だろう。

 それから、「自己進化EX」の過信は禁物だ。お情け程度のスターしか出ないスキルなので、あくまでスター集中をON/OFFするスキルだと考えた方がいい。

  第三スキル「野獣なのに論理的」は、一見して回避とクリティカルアップのどちらで使うか悩ましいが、レベリングすればチャージ6ターン、つまり50%の確率でクリティカルバフがかかるので、回避メインで使っていいだろう。スター集中が1ターンしかないのに、クリティカル・バフは3ターンかかるというのは、そういうことだ。

 

  とまぁ、アタランテ・オルタをメインに据えるのは、できなくはないが(スカディしないと)色々難しいので、発想を転換して「足りないところを埋める」役目として使うのがいいだろう。バーサーカーなので、ここぞというときにスターを奪っていったりもしないし、アルカディア越えはっせいそうちとしても十分に強い。宝具も遅延のためにつかえる。宝具とクリティカルの調和は、一人でこなすのは難しい。しかし、二人ならできるのだ。あと必要なのは、マスター(お前だ)の器用さだ。

 

 俺が今日言いたかったこと……それは、アタランテ・オルタの使い方には「スカディと組み合わせる」「他の(クイック)アタッカーと組み合わせる」の二つの道がある、ということ。そして、アタランテ・オルタをかんぜんに活用するには、ある種の器用さが求められることだ。それは、みんながスター・ウォーズでみたいシーンをかたっぱしから詰め込みながら、伏線を回収し、サーガを完結させたJ.J.エイブラムスめいた器用さだ。

  エピソード9……「今更そのネタかよ!」と言いたくなる気持ちはあるし、サーガ全体としては賛否両論あるだろうが、一本の映画、あるいはシークエルの完結作としては満足いくものだったと俺は思う。どうか、映画館に足を運んでみて欲しい。

 

 いじょうだ。