考えるタケノコのブロゴ

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チンQは倫理を学べ

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。俺は今、大小さまざまなテクスト締め切りと戦っているが、一つとして取り零すつもりはない。あと、Gジェネレーション(しんの男のゲームだ)にも忙しいが、今回はとくべつにFGOの記事を書くことにした。

 

 さて。こんかいのテーマは、ぜんかいの記事にも出てきた「AMR(アーツ・メキシカンナチョス・リチャージメント)」の話だ。

 AMRというのは俺が付けた名前だが……これは嘗て、古代FGOにおいて「サモ=サン・システム」と呼ばれた周回パーティーの汎用・普及版だ。ちょっとジェダイっぽい響きだが、今回はスターウォーズは関係がないので、そのライトセイバーはいったんしまえ。FGOはもうクリスマスだが、12月20日にはまだ早い。

 

 サモ=サン・システムは、大雑把に言えば「水着モードレッド(アタッカー)にAバフとナチョス・リチャージを乗せ、更にナチョスポイントをブーストして宝具を連射する」というものだ。開発された当初は、宝具レベルをあげた限定星4に星5サボタイ複数という恐るべきハードルの高さを誇っていたが……次第にけんきゅうが進み、新しいサーヴァントがじっそうされるにつれて、ハードルは下がっていった。

 

 とはいえ、肝心のアタッカーに対する多段ヒット全体A宝具という条件は揺るがず、そう簡単に使えるものではない。いや、なかった。今のFGOでは、フレンドとコネクションポイントを貯めて、コネ召喚ガチャを回せば、或る程度はなんとかなるようになったのだ。それは、コイツのせいだ。



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 陳宮だ(以後チンQとする)。

 いままで、超頑張ってモードレッド(ライダー)とかジークとかでコツコツやってきたAMRを、コイツはスターターパックにしてしまった。

 ほんらい、俺はコイツについて真っ先に記事を書くべきだった。だが、あまりのインパクトの大きさに、慎重にならざるをえなかった。 あと扱うネタがセンシティブすぎて、じばくテロとかが起きるたびに記事がボツになった。

 

 陳宮の宝具は、ステラだ。但し他人の命でやるステラだ。お前は、前に俺が書いた、ブシェミ……アーラシュの記事を覚えているだろうか?

kantake.hatenablog.com

 アーラシュの強い点として、任意のタイミングで無傷のコナンをPOPさせることができる……それが当時は唯一無二のメリットだったが、真実はひとつではなかった。陳宮の実装で二つになった。二つでも十分だが、とにかくチンQは他人のいのちでステラをすることで……味方のサーヴァントを処分して、新しいバフ役を補充することができる。

 倫理観とレアリティに目を瞑れば、ひどく合理的だ。これは、AMR戦術でも特に効いててくる。アーツバフの重ね掛けとか……孔明の後から孔明が生えてくるのも夢ではない。つまり、ダブルチャイナタウンだ(ここに香港ネタを挟むつもりだったが、情勢の都合でカットした)。

 

 だが……お前は、まいにち種火のために孔明をばくはつさせることに倫理的呵責を感じないのだろうか?

 味方を犠牲にするというのは、映画の後半戦とかで、なんかスローかつダイナミックなカメラワークの中で行われるもので、決してエブリデイやっていいものではない。コイツはスター・ウォーズぜんぶをローグ・ワンにするつもりなのか? 「他人を爆発させてはいけません」と小学校の道徳の時間に習わなかったのだろうか? コイツを使うことに、俺の心のすみっコで、いつも裸で体育座りをしているシュワルツェネッガーが「No fate」と言っていないだろうか?

 

 俺の心のすみっコの話は、今はどうでもいい。今はチンQの話をするときだ。

 ちゅうしょう的な話はノットメキシコなので、チンQを使ったざっくり具体例を出そう。


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 こんな感じだ。

 とはいえ、俺のカルデアにはアーツバフが強いヤツがあまりいないので、かなり直接的ナチョス供給に偏っている。具体的には、20ちょっとくらいしかナチョスをリチャージしない。でも、何とかなる。
 あとこれは、最大限安全側に組んだパーティーなので、だいぶナチョス過剰だ。実際には、ここから色々な要素を削っていくことになる。チンQ以外のアタッカーを差し替えれば、パーティーの用途を拡張することもできる。

 

 そして、チンQを使う上で、大事なのは……「パーティーの並び順」だ。ごく最初期のFGOを知るお前なら、敵が先頭からサーヴァントを狙って来たり、或いはいちばん先頭のサーヴァントがフレンドへのサポートになっていた時代を覚えているかもしれないが……それ以来忘れていたパーティーの並び順について思い出すひつようがある。

 チンQを使うパーティーでは、前に出た奴から(チンQによって)死んでいく。これは「前線での並び順」に依存するので、↑のパーティーの場合、一発目ではパラケルスス、二発目ではスカディが犠牲になることを意味している。サーヴァントがチンQ以外の死因で倒れた場合も変化するので、事故の起こり得る長期戦には向かない。

 チンQのスキルについては、正直語るところが少ないが……第二スキルだけは、ナチョスポイントがあとちょっと足りない時に使えるので覚えておくといい。第三スキルは……種火でB宝具バーサーカーとタッグを組む時に使える。マーリンの「英雄作成」と同じようなスキルだが、詳細はプロフィールとかを読め。

 あと、パラケルススはチンQと地味にベストパートナーなので、覚えておくといい。アーツブーストに、ドロップ礼装を乗せたまま第一Waveをギリギリ倒せそうな宝具。最後にはチンQの生贄と、捨てるところがない。

 とにかく、アーツ多段ヒットと、補助サーヴァントの後退によるナチョスの補充。これで、チンQの宝具を連射できる。

 ただ、チンQの宝具火力は水準としては破格だが、レアリティの都合上、どうしてもアタッカーとして非力なところはある。具体的には、バーサーカーとアサッシンクラス以外の種火へはイマイチだ。この辺は、パラケルススとか、次々と補充されてくるサポタイにバフを貢がせるとか、ブラック聖杯を礼装にするとかもアリではあるが……究極的には、聖杯に頼るのが解決策となるだろう。

 

 むろん、これを見てチンQ使うかどうか……最終的に決めるのは、お前だけだ。お前の自由だ。だが、知っていてそれをしないのと、知ろうともしないのとでは、天と地くらいの差がある。ターミネーターでいうと2と4くらい違う。

 

 ターミネーター2カタルシスの一部は、無慈悲なキリングマシーンだったシュワルツェネッガーが味方になる、というところにあった。お前も、FGOでジャンヌオルタが仲間になった時とかに、そういう気持ちを感じた筈だ。

 だが、そのカタルシスを完全に理解するためには、電話帳だけを頼りに抹殺指令をじっこうしていた時代のシュワルツェネッガーやプレス機に挟まれるターミネーターなどに思いを馳せる必要があるのである。

 

 どんな歴史のルートを通っても、けっきょくスカイネットは生まれるのかもしれない。しかし、サラ・コナーたちの戦いは……無価値かもしれないが、無意味ではなかったはずだ。すべてのものに終わりがあるのに、どうしてお前は怯え嘆くのか? その答えはもう、お前は知っている筈だ。そして、お前は到達する……ターミネーターもまた、Fate……未来を取り戻す物語だったというしんじつにだ……

 とにかく、お前がもしチンQを使うことを決めたなら、そこからニュー・フェイトが始まるだろう。

 今回俺が言いたかったことは、二つ。一つは、陳宮を使うかどうかは、お前が決めろということ。もう一つは、知っていてやらないことと知ろうともしないことは全く違う、ということ。そして、スター・ウォーズの最新作は12月20日公開ということだ。

 以上だ。