考えるタケノコのブロゴ

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サリエリも病院を検討しろ

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスター。そろそろアパラチアでデカいコウモリを撃ち落すのに飽きてきた男だ。

 それと、年末のFGOではメキシコでサンタ決定戦があるなどしたが、俺がもしそこでメキシコとか言い出すと、お前はまちがいなくメキシコとメキシコがユカタン半島で混乱するし、そもそも常日頃からメキシコに晒されていた俺のスマッホが過剰メキシコに耐えられず死んだので、記事を書けなかったりした。

 しかし、それも去年のことだ。今はどうでもいい。それよりもお前はHF第二章を見たか?俺は近頃はメキシコと無関係な用事で忙しくて二回しか見れていないし、二回目はとくてんが品切れだったりしたが、強く生きている。あと、ドンタコスを焼いた。

 

 世間では、ふしぎな植物の実から作られた茶色とか白とかのを溶かしたり売ったりプレゼントしたりする季節になっているが、そうした密売取引は遠からずNYPDやDEA(アメリカ麻薬取締局)の世話になるに違いない。

 そして今日は残念ながら茶色ではなく、赤とか青とか緑とかの板……カードの話だ。 そう、それは、お前もよく知っているコマンドカードだ。

 最近のFGOでは、特定の色のカードに耐性を持ったエネミーが出るようになってきた。これはとてもゆゆしき事態だ。

 FGOのシステムにまだくわしくないお前にもわかるように説明すると、FGOのバフ・デバフ計算式は、同じ種類のものは足し算引き算だが、違う種類のものは掛け算だ。よって、こうした「カード耐性アップ」バフは、普通の「攻撃力アップ」などとは掛け算の関係にある。

 だから「カード耐性アップ」を敵に使われた場合は、「カード性能アップ」のバフを使うか、「カード耐性ダウン」のデバフを使うか……或いは、その属性のカードを使うのをやめることでしか、まともに攻撃が通らなくなるのだ。

 

 これが何を意味するか。「バスターで殴って解決!」も、「スゴイツヨイバスターで殴って解決!」も、3分の1のかくりつで通用しないのだ。単純計算で言えば、お前は三倍のサーヴァントを育てなければいけなくなるし、いままで赤のドリトスを買っていればよかったのが、急にアボカド&チーズの緑のヤツや、ジュラシックワールドコラボの青いヤツまで買わねばならなくなるのだ。

 

 そうなれば、最終的にお前は三倍のサーヴァントを育てるか、それとも、カード耐性をどうにかしてブチ抜くかを選ばねばならない。

 いずれにしろ、新しいサーヴァントは育てねばならないし……そのなかには……たぶん、あまり名前の知られていない、誰だかわからないようなヤツもいる。

 そう。今日の本題は、誰かわからないサーヴァントの話だ。歴史には、何故か名前が残るヤツがいる一方で、何故か名前が残らないヤツがいる。 たまたまマメに日記を書いてたとか、皇帝を暗殺しそこねたとかで名前が残るヤツがいる一方、立派な業績を残しているのに何故か忘れ去られ、或いはねじ曲がって伝わるヤツもいる。

  そうした結果として、精神を病んだり、病院を検討した方がいいサーヴァントがFGOには出てくることがあるのだ(なお、こういう事象とは無関係に病院を検討したほうがいいサーヴァントもいる)。

 こいつは、果たして世界を救っている場合なのだろうか?世界よりも先に、カウンセリングとかに行ってお前自身を救うべきなのではないか?家族と話をしているだろうか?家族との関係がよくないなら、周りの信頼できる大人でもいい。それも難しいなら、命のダイヤルとかもある。

 などと、生きるということの難しさや、じんせいの意味について考えてしまう……そういうサーヴァントだ。

 前に紹介したカリギュラもかなり病院案件だったが、少なくとも自分が誰かはわかっていたし、バーサーカーだったので仕方ない部分はあった。だが、今回はアヴェンジャーで……そう、サリエリだ。

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 アヴェンジャーというのは、とても難しいクラスだ。ケツからビームを出す男、大手サークル主、犬、蛇、この前紹介したやつ……どいつもこいつも、そもそも入手が難しい。人格がめんどくさい。そして、コストが問題になる。

  そんな中で、星3、しかも一応ストーリー召喚で出るサリエリは、比較的扱いやすく見えるかもしれない。確かに、スキルを使った星生産や、デバフ要員として活躍できるし、コストを考えれば、対ルーラーの用心棒運用もできるし、珍しい回数式のスキルは、強化タイミングを合わせるのにも向いているかもしれない。

 それから、俺は敢えて道から外れた話をするが、宝具を使った周回運用も、できなくはない。リチャージもA全体宝具としては低めだが、全体から見ればそこそこだ。しかしそのためにはかなりのステータスがひつようで、生前は色々なステータスを持っていたサリエリも、歴史の流れの前では忘れ去られ、星3になった。

 「ステータスが足りない!ならコレだ!」と、サリエリが好きなお前はすぐ聖杯しようとするかもしれないが、少し待て。手遅れの場合は待たなくてもいい。

 ステータスが足りない、と言ったが、サリエリを周回運用する場合、足りないのはATKだ。補う手段は他にもある。だが、「フォウマだな!」と星4の小動物を抱えて突撃しようとするお前も、一旦落ち着いて概念礼装のことを思い出すのだ。

 たとえば、ここにあるゴールド・スモーのレベルを上げれば、レベル100では、ATK2000ボーナスが入る。これは、聖杯に換算するとだいたい4個分のステータスの伸びになる。

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 勿論、レベル上げが死ぬほど大変だが、一枚作っておけば、決して無視できないパワーアップが可能になるのだ。暇なときにでも、余った礼装を合成しておくといいだろう。なぜなら、レベル上げした概念礼装は付け替えができる。精神が不安定な日のサリエリを無理に出撃させることなく、健全なFGOライフを営めるだろう。

 もちろん、他の手段と組み合わせれば、サリエリも周回の鬼になれるはずだが、ここはお前の性癖について話す場所ではないので割愛する。無強化でも、自己バフがあるので、種火の1waveをならすくらいならできなことはない。全体宝具キャスターが使えないとか、雑魚ルーラーが出てくるとかの万一の場合には、役に立つだろう。

 

  さて。そうしたステータス補強を行わない場合のサリエリのメインの仕事は、主にサポート業務。主に第一スキル「無辜の怪物」などを使ったスター生産と、Aカードの供給。そして、デバフ……特に、アーツ攻撃耐性ダウンだ。そう、ついさっき話したカード耐性バフへのカウンターをもサリエリは持っている。しかも、現在、全体にA耐性ダウンを、しかも3ターン飛ばせるサーヴァントは、サリエリ以外では水着の自撮り女しかない。数値自体は低く感じるかもしれないが、これは最初に言ったとおり、FGOで流行しつつあるカード耐性をこじ開けるためのスキルなので、オンリーワン性を大事にするべきだ。

 もちろん、メインの役割は星生産であることを忘れてはいけない。

 

 しかし、サリエリの降らせた星の輝きは、決してサリエリ自身を照らすことはない。何故ならサリエリはアヴェンジャーで、歴史のスターからは縁遠い存在だからだ。

 サリエリのアーツ強化や第一スキルのクリティカルアップを見ると、どうせなら、サリエリのバフのせAクリティカルでのナチョス回収をしたい、とお前は考えるかもしれないが、サリエリじたいがクリティカルするのは、こういった事情で難しい。おまけに、宝具でスター発生ダウンのデバフが味方にかかる。どうしても、と言うなら他にスターコントローラー(例・メキシカンサンタのスキル)を配置する、概念礼装で補う(限界はある)、星が50個出るアレの手助けを借りる………などの方法があるだろう。

 

 とにかく、今日俺が言いたいことは、ステータスの増強には概念礼装が意外と使えること。サリエリは貴重なアヴェンジャーで、アタッカーにするのは色々難しいが不可能ではなく、スターを凄いキラキラさせるということだ。 

 

 サリエリが頑張って産んだきら星の輝きは、お前のカルデアを照らし、そしてやがて1ターンで消えていく。そうして無辜の怪物も慟哭も、雪のように溶けて消えていくのだ。

 それはある意味残酷で、そして、ある意味では救いであるのかもしれない。星々の営みの前では、きっと。彼が誰であるかなど、些細なことに違いないのだから。