考えるタケノコのブロゴ

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お前は、寒さを筋肉で耐えしのげ

 よく来たな、クリスマスだからといって何もないとでも思ったか?俺はサンタでもお前のママでもないので、お前が欲しいものがあるからと言って交換などはしない。俺はジョン=スパイラル・グッドスター。戦場でメリークリスマスしながらブロゴを書く男だ。

 

 俺がきょう紹介するサーヴァントは、レオニダスだ。レオニダスは正しく使えばとてもタフな盾サーヴァントだが、それを知らないお前には、ただのシェイクスピアの互換品にしか思えないだろう。

 実のところ、俺も正しくレオニダスを理解するのに、ずいぶんとかかった。だから、今そう思っていても恥じることは何もない。


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 ただ、「盾役?ゲオルギウス先生がいるから別にいいじゃん!」などと思ったお前は、即座に使者が突き落とされるあの深い穴が後ろにPOPする仕組みになっているので、俺からは特にいうことはない。

 それでも、レオニダスを使いこなすのは、実に難しい。何故なら、中途半端に第一スキルとガッツを使っても1ターンは盾になってくれるし、レベルを上げれば第三スキルでバフもできる。雑に使ってもある程度の性能を発揮してしまう割に、本気で使うならとても苦労するタイプのサーヴァントだからだ。

 

 端的にせつめいしよう。レオニダスの第一スキルは、だ。

 ゲオルギウスと似たようなノリでお前がお気楽にターゲット集中すると、レオニダスは敵の攻撃を一身に浴びて即座にスリーハンドレッドしてしまうことだろう。ガッツを併用すれば持ち堪えられるが、それだけだ。クセルクセスを前に力尽きてしまうのだ。この使い方では、せいぜいレオニダスの全力である300スパルタのうち、20スパルタくらいの価値しか引き出せていないのだ。

 理由はとても単純だ。レオニダスのターゲット集中スキルには、ゲオルギウスや弁慶と違って防御バフが付いていないのだ。つまり、レオニダスは生身でこうげきを受け止めているのだ。そんなことはほんらい、レオニダスとゲオルギウスのグラフィックを見比べたときにすぐわかる筈だったことだ。

 では、どうすればいいのか?答えは簡単だ。回避を付与しろ。マスター礼装や、『葦の海』のような礼装を使ってもいい。そのうえで、事故防止のためにガッツを使え。

 レオニダスの第一スキルは、じつのところゲオルギウスよりもむしろマシュに近い。そう、それはすなわちナチョス効率アップ……これは、ターゲット集中のためのスキルではない。宝具のための布石なのだ。スパルタを救うには、こうどな計算によってナチョスを貯め、宝具を使わなければならない。

 

 だが、ここで問題が発生する。毎度おなじみのナチョス供給問題だ。レオニダスにはアーツカードが一枚しかない。おまけに、マシュほどのバフが乗らない(というより、マシュが高すぎる)ので、クリティカルアーツチェイン3rdAというスタバの注文めいた難行をこなしたとしても100ナチョスに届かないかのうせいがあるのだ。A■Qクリティカルブレイブとかすれば余裕で届くかもしれないが、そういうのは仲間のバンデラスが居る限りは稀な事態だろう。

 これをどう解決すればいいか?答えはシンプルだ。礼装で補え。ナチョス屋の親父を頼れ。あのゆうめいなポートレート爺礼装で80ナチョスチャージすれば、第一スキルを使わないまま宝具をはつどうできるかもしれないが、60ナチョスくらいを外から補えれば、だいたい大丈夫だろう。

 

 計算がとくいなフレンズのお前は、この時点で矛盾がはっせいしていることに気が付くだろう。ここまでの記事を読んで、レオニダスをフルに生かすなら

 ・回避or無敵付与

 ・ナチョス付与orこうりつアップ

 という機能をあわせもった礼装がひつようなのだが、残念ながらそういう礼装はまだこの世に存在していない。嘗て「アズ・ユー・ウィッシュ」という礼装が存在したが、期間限定ガチャでしか出ないので、残念ながらウィッシュしてもお前の思い通りにはならない(もしくは来年三月を待て)。

 今のところは、マスタースキルやナチョス屋の親父で何とかするしかないのだ。

 随分と手間がかかる、とお前は思うかもしれない。俺も、ここまでナチョスについて書くのはアステリオス以来だ。だが、どうかこの記事を最後まで読んでほしい。

 

 ともかく、ナチョスを首尾よく貯めて、宝具を発動したとしよう。そのとき、何が起こるのか?

 30パーセント以上の防御バフと、ターゲット集中。そして、スター25個。それが得られるものの全てだ。

 30パーセントという数字は、ゲオルギウスのスキルレベル6に相当する。しかも、オーバーチャージ3でレベル10と同等になる。決して低くはないが、はっきり高いとも言い難い数字だ。

 

 それでも、レオニダスを使うマスターならば、この意味はわかる。

 それはすなわち、宝具の連続使用、或いは重ね掛けだ。

 「ちょっとまてよ」と、お前は思うだろう。「レオニダスはアーツが一枚しかないバスター野郎だぞ」と。「さっき必死で宝具を発動させたばかりじゃないか」、と。

 だが、ここにFGOの罠がある。孔明の罠ではない、ナチョスの罠だ。同じことだと思ったお前は、このブロッゴに脳を毒されているので気を付けた方がいい。

 レオニダスの第一スキルの話だ。同じ系統のマシュに比べて、それほどでもないと言った。だが、あれはスペック上の話だ。レオニダスのスキルが、マシュよりも二つ、勝っているところがある。

 一つは、『自分のターンが終わってもナチョスアップ効果が切れない』ことだ。マシュのスキルは、自分の手番が終わった瞬間に切れる。

 これが何を意味するか。FGOは、被弾した時もお情けでナチョスが貰える仕組みになっている。普段は、それは大したことのない量だ。そのはずだ。

 

 だが、もしも。被弾をコントロールすることができたら?敵の攻撃を受け続けることができたら?

 もう一つ、レオニダスの第一スキルが優れている点。それは、3ターン持続することだ。そして、レオニダスの宝具で与えられるターゲット集中は……3ターン。これが何を意味するか、分かるだろう。

 レオニダスは、3ターンの間攻撃を受け続け、上がったナチョス効率でナチョスを貯め続ける。さらにその隙間に、宝具の星で自分のカードをクリティカルさせる。

 結果。3ターン後には宝具のリチャージが済んでいることも珍しくない。ガッツを温存して使えば、さらに次の3ターンも耐えられるだろう。

 この戦術は、味方の数が少ないほど、そして相手のヒット数が多いほど効果を発揮する。この時、お前は気付くだろう。レオニダスの第三スキルは、エンチャントのどうるいなどではない。己のバスタークリティカルで敵を殴るためのスキルだったことにだ。

 

 唯一気を付けることは、ターゲット集中は重ね掛けが意味をなさないことだ。つまり、「ターゲット集中1ターン」が効いているターン中に宝具を使ってもターゲット集中は1ターンで切れるし、宝具を2ターンで重ね掛けしても、重複するのは防御バフだけになる。

 

 以上、これが300スパルタのレオニダスの使い方だ。俺から言うことは、ただ一つ。レオニダスを使え、クリスマスにはスリーハンドレッドを見ろ。それだけだ。