考えるタケノコのブロゴ

世界的ムーヴメントを引き起こしつつあるTwitter小説ニンジャスレイヤーを世に広めつつニンジャ真実に迫り、ついでに1000DHNJSPをゲットするブログス

お前は、槍とフォースを使い分けろ

 よく来たな、俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。このブロゴはきほんてきにメキシコなので、どんな記事がのっているかわからない。だが、今回はちゃんと映画とかFGOとかの話だ。

 映画と言っても、さいきん流行りのヘッブンズフィールのことではない。俺は毎週礼装を受け取りに映画館に行っているが、それはいい。10ねん越しに明らかになる繊細なワカメしんじつであるとか、そういうことの話をここでするつもりもない。今日するのは、寺のボンズの話だ。と言っても、

 
f:id:dddrill:20171024233344j:image

 こいつではない。

 話を戻す。ヘブッンズフィールは違うが、ハリウッドえいがとかにはカンフーとか槍とか棒をつかう盲目のボンズが時々出てくる。そして、むやみに強かったり印象に残ったりすることは、お前もよく知っているだろう。

 最近では「ローグ・ワン」とかにも出てきた(もう一年前の映画だと?そんなことは俺は信じない)。だから、今回紹介するのは、こいつだ。

 
f:id:dddrill:20171024233330j:image

 真命とかそういうのは、ネタバレなので置いておく(俺はこの一文を書く間にスマッホの予測変換を窓から3回くらい投げ捨てた)。こいつは、ボンズランサー。長い武器を使うボンズだ。この時点でもう、疑う余地が無い強さだ。

 俺はかくしんした。こいつはきっと、フォースを使うに違いない(そう見せかけて、使わない可能性もある)。だがそう、こいつの声も、あのナチョス屋の親父と同じなのだ。つまりは、アナキン・スカイウォーカーが出家した姿だ。

 チアルート、プラス、アナキン……これはもう、強いにきまっている。だが、お前は同時に、その強さの意味を問われるだろう。

 

 順を追ってせつめいしよう。このボンズの宝具は、実のところダメージが出ない。この時点で「ワオ!またアボガドの角切りが増えるぜ!」などと思ったお前は、フォース・チョークされてデス・スターの設計図をレイア姫に渡す暇も無く息絶えるだろう。

 問題なのは、宝具とスキルの効果だ。
f:id:dddrill:20171024233423j:image

  第二スキル、Qバフ。第三スキル、防御デバフ。そして、宝具で攻撃力とクリティッカル威力が上がる。ついでに言えば、スター発生バフが2つくらい付いている。

 ……そう。コイツは、自分のクリティカル火力を上げることしか考えていないのだ。星4、星5のアタッカーがやるのは分かる。だがコイツは、星3のランサーだ。しかもあろうことかボンズで、宝具ダメージまで引き換えにしている。仏道にありながら、クリティッカル火力を求める修羅と言っていいだろう。

 やはり仏教的にも駄目では?そう言われることを予期したので、俺は下のスクショを用意した。自己バフを総動員した(おまけでヒロインXオルタのバフがかかっているが多目に見て欲しい)、Qクリティカル一段分の威力がこれだ。これが3hitする。だいたい、同条件の攻撃型星3ランサー(例:ジャガーマンのメキシコでのピーク値)の倍のダメージが出ている、と言ってよいだろう。
f:id:dddrill:20171024233450j:image

  考えるべきは。ボンズランサーは、宝具も、第三スキルも、3ターン持続であることだ。つまり、3ターン、ほとんどこの水準の火力を叩き出せる。雑にバフをかけた状態でも、カードを3枚くらいクリティカルさせれば、宝具級の火力を出せるだろう。そして、このボンズの宝具とスキルの効果には「スター発生率バフ」が付いている。だから、概念礼装でナチョスこうりつをアシストすれば、3ターン以内にクリティカル補正込みでスペース仏教の戒律で禁じられたナチョスを寺に持ち込むことが可能になるのだ。下手をすれば、宝具の重ねがけもできる。むしろ使う前に200パーセントしていないか注意が必要なほどだ。

 つまりこれは、輪廻だ。そう……クリティカルスターが、クリティカルを生み、クリティカルがクリティカルスターとナチョスを生む……お前は既に、メキシコの大地に連綿と続く偉大なサイクルの一部であることを感じるのだ。お前が感じられずとも、フォースはお前とともにある。お前がバスターチェインとかしない限り、この大いなる流れは止まらない。そして、このボンズは多分クイックこうせい施設の監督役とかなので、バスターチェインは恐らく戒律で禁じられている。つまり、止まらないのだ。

 このボンズランサーを使っていると、お前は永劫に循環するナチョスとクリティッカルスターの流れのなかで、己であるとかシーライフの大切さであるとか自分がFGOガチャに使った金額であるとか、そういったことについて考え始める。俺はそうなりかけたのでドリトスを緊急吸引した。それほどまでに、このランサーのデザインは今までのFGOのバンデラスとはかけ離れている。

 

 では、コイツに欠点は無いのか?

 無い。但しそれは、コイツが「一人で戦場に立ち続けている」限りにおいての話だ。

 このバトルボンズには、防御能力がほぼ無い。宝具で付与される「回避」一回がある(そう、このボンズもクー・フーリンだったのだ)が、これは宝具を連射しても回数は増えないので、基本的には敵の宝具回避用と割り切るべきだ。

 それ以外に、防御バフも回復スキルもない。宝具連射サイクルの関係でかなり頻繁に回避付与が使えるとはいえ、クリティカルが素通りすれば、二発くらいで死ぬこともあり得る。

 しかし、FGOはパーティーで戦うゲームだ。「いつもみたいにサポートサーヴァントとかサボタイを置けばいいのでは?」とお前は思うかもしれない。だが、それがこのランサーボンズの弱点なのだ

 ランサーボンズは、基本的に「自分のカードでクリティカルしてコロス」という構成だ。つまり、カードの枚数=火力と言っていい。そしてFGOのカードはバンデラス1騎につき5枚ずつをシャッフルすることになる。

 もし一人で3生き延びれば、1/1は自分のカードだ。しかし、それがサーヴァント2人なら5/6~3/6(だいたい2/3くらい)、サーヴァント3人なら5/9~3/9(だいたい半分以下くらいだ)にまで下がりかねない。この辺は数字が多いので読み飛ばしてもいいが、パーティーが2人なら何とかなる。しかし、3人パーティーともなればもはや、ジェダイは死に絶え、偉大なる流れは途切れてしまうのだ。宝具の重ねがけなど夢のまた夢になるだろう。

 

 だが、ここで発想を転換する。さっきの計算は、他のサーヴァントでの攻撃を無視したものだ。つまり、「他のサーヴァントで殴ってもダメージが出るようにすればいい」のだ。「コイツは何を言っているのだ?このボンズには利他の心があるのか?」とお前は思うかもしれないが、あまりに初歩的(エレメンタリー)に過ぎて極めて身も蓋もない話だ。

 このボンズランサーは、星3だ。だから、星4、5と並べればいい

 「これは低レアの記事じゃなかったのか?」「化学メキシコのやりすぎで頭がおかしくなったのか?」と思うだろうが、どうか、最後まで聞いて欲しい。星5に高レア概念礼装を持たせて並べると、あっという間にパーティーはコストオーバーする。だが、間に星3が入れば、その危険は和らぐ。そして、FGOには着々と「サポート能力を持った星5」が増えている。上のスクリーンショットの餡子星人はその極端な例だ。そして、このサーヴァントが三年目まで実装されなかった理由が、恐らくはそこにある。

 このランサーボンズは、ある程度他の戦力が揃った段階で運用するサーヴァントなのだ。ピーク火力を出さずとも、「自分のカードを選んでいける」低コストサブバンデラス兼スター生産役だと考えれば、編成の幅はかなり拡がる。そして、万一最後まで残っても、味方が倒れるほど実質的に火力が上がっていく。つまりは、色々書いたが脇役なのにやたら印象に残るという、ハリウッド映画のボンズ的存在であると言えるのだ。もはや本人がジェダイかどうかなど、些細なことと言えるだろう。

 

 ……俺はここで記事を終えてもいいが、最後にもう一つだけ書く。

 それは、今までとは逆のベクトル……例えばボス戦などで、このボンズランサーをメイン火力として、「一人で最大限生かす」方法。つまり、「疑似単騎」と呼ばれるFGOの戦術についてだ。

 ざっくり言って、

前提:敵が全体宝具を持っていること(※但し、天草四郎等でないこと

   単騎になるやつ(今回はボンズ)が回避・無敵を持っているとやりやすい

手順:

①槍ボンズ/バフ役/バフ役(タゲ集中)/バフ役/バフ役/ブシェミ

 で編成する。

②敵の宝具ターン、バフ役鯖のバフを使う。槍ボンズは宝具で回避を張る。

③敵の宝具で槍ボンズ以外全滅する。後列が出て来る。

④後列のバフ役がバフをかける。

⑤オーダーCHANGEでブシェミをボンズの身代わりにする。

⑥後列とブシェミが宝具で一掃される。

⑦無傷のボンズが一人でPOPする。

⑧3ターンくらい殴り続けると相手が死ぬ。

 こういう仕組みだ。

 俺はいままで2バンデラス信者だったので、こういった単騎戦術は一種のショーに近いと思っていた(サポ鯖に孔明やマーリンを詰め込むことで、インスタ映えするダメージスクショが撮れる。六本木HILLSに住む連中がよくやっている)が、このボンズとは凄まじくシナジーする。とはいえ、これについては別に疑似単騎とミキシンの専門家がいるので具体的なやり方については、↓のブログを読んで欲しい。

 

小次郎と屋上の騎士王 : 佐々木小次郎のFGO道中(Fate/Grand Order)

 

 これで、今回の俺のブロゴは終わりだ。

 俺が言いたいことは、3つ。このボンズランサー、宝蔵院は単騎だと輪廻とかフォースとかで凄まじく強いこと。単騎でなくても、サポート寄りの星5と並べて戦える強さがあること。最後に、スター・ウォーズのエピソード8が12月15日に公開されるということだ。この3つだ。いじょうだ。