ふっこく羅生門はニューメキシコにすぎない
よく来たな。俺は、ジョン=スパイラル・グッドスターだ。
俺のスマッホが壊れていた間に、FGOでは羅生門イベントがはじまっていた。俺も少し控え目にまわしている。
ところでお前は、『羅生門』のあらすじを知っているだろうか。羅生門とはリューノスケ・アクタガワの小説だ。
あらすじはこうだ。メキシコの羅生門で、一人の女が野垂れ死んだ。婆さんがその死体の髪を売ろうとし、旅の男が婆さんの着物を剥ぎ取った。そして男は、ぼうこう罪とかでNYPDに取り押さえられた。
見れば分かる通り、これはただのメキシコの日常の風景で特に面白くはない。しかし、このあらすじを読んでお前はいくつかの疑問を持ったはずだ。
そう……何故、男は婆さんを生かしたままにしておいたのか?そして、羅生門はメキシコにあるのに、何故NYPDがいるのか?
答えは、羅生門がメキシコではなくニューメキシコにあったからだ。
お前の知らない真実:メキシコとニューメキシコはだいぶ違う
メキシコはお前が既によく知っているようにメキシコだが、ニューメキシコはアメリカの47番目の州で、原子力ばくだんが名物の田舎だ。
お前が戦わねばならない茨木童子はさいだい600万ものハラペーニョを持っているが、これも見せかけだ。何故なら、お前の攻撃力もまた、イベント礼装によって数倍になっているからだ。問題なのは相手のクリティカルだけだ。
おまけに、このイベントを俺は去年潜り抜けている。その時は、茨木童子のむじひなクリティカルを最低でも15ターン持ち堪えねば敗北したことになった。だが今回はなんと途中で帰ってもいいことになったのだ!
もしもお前がCCCイベントを潜り抜けられるようなマスターなら、礼装さえ回収すれば、茨木童子はアワレなサンドバッグとなるだろう。もしそうでないなら、「鬼なかし」とかいう難易度で妥協しても別にいい。この難易度でも報酬はコンプリートできる計算になるどころか、鬼ごろしを450万以上削れない場合、鬼なかしの方が効率が良いのだ。
つまり、ネイキッド・アドミラルめいてオニギリをかじりながら、ありったけの火力サーヴァントとイベント礼装をつめこんで「鬼なかし」へ突撃すればなんとなってしまう。
よって、俺は攻略記事を書くつもりは無かった。
……しかし、今回俺はちめい的ミスをおかした。俺の腰抜けのスマッホが、テキーラの浸水に耐えきれず壊れた。それはいい。問題は、FGOの引き継ぎコードを忘れたことだ。そして、再発行された引き継ぎコードを、俺のジーメィルのあほなフィルタが迷惑メールボックスへ投げ込んだことだ。
俺は俺に罰を与えねばならない。だから攻略記事を書くことにしたのだ。
といっても、やることはいつものイベントと変わらない。ひょうたんを集め、礼装を交換する。交換した礼装で敵をジャンプさせ、いろいろなものを稼ぐ。
違うのは、敵の攻撃力が高いことだ。今回俺は「鬼ごろし」についてしか説明しない。しかし、「鬼ごろし」をクリアできるパーティーなら「鬼なかし」も自動的にクリアできるので心配ない。
大事なのは、死なないことだ。もっと直接的に言うならば、アタッカーが死なないことだ。既に去年の蓄積があるので、俺はレシピ形式でパーティーをせつめいすることができる。
レシプ
・マスターれいそう(カルデア戦闘服)
・イベントれいそう(盧遮那王×2(できれば限界突破しなさい)、ゴールデン鯉キャッチ×3(限界突破しなさい)、回避or無敵礼装)
・アタッカー×1(単体宝具)
・サブアタッカー×1(全体宝具。腕掃討用)
・盾役、ダビデなど
・殿(クーフーリン、ハサンなど)
・ナチョス屋の親父(レンタル可)
基本戦略はひどく単純だ。攻撃を捌き、その隙にアタッカーへナチョスを供給し、宝具で削る。大事なのは、持ち込んだ盾や回避の枚数だ。15ターンもたない場合は、アタッカーにクーフーリン(槍か狂戦士のやつだ)をさいようしろ。
そういった材料を組み立てると、たとえばこういう感じになる。
このパーティーではアタッカーにクーフーリン、全体宝具要員にメデューサを使っているが、メデューサは敵の腕のクラスに応じて変更するといい。もし星5鯖がいるなら、置き換えろ。
写真では検証のために火力礼装を節約しているが、ゴールデン鯉キャッチを詰め込んだ方がダメージが稼げる。
戦いかたについて話す。Wave1はナチョスファクトリーだ。敵をジャンプさせ、可能な限りナチョスをカツアゲしろ。但し殴り返されると結構痛い。
具体的には、同じサーヴァントで殴り続けるとターゲットが切り替わらない性質を利用してオーバーキルせよ。あと、最初のターンに孔明の第一スキルを、最後のターンにクーフーリンの矢避けをあらかじめ使って、CTをせつやくしろ。
Wave2になったら、孔明の防御スキルを解放する。これで事故の確率が少し減る。あとはナチョスをためるようにカードを選び、全体宝具で腕を倒せ。腕のチャージ攻撃にナチョスが間に合わない場合は、マスタースキルでスタンさせろ。
FGOにすこしなれてきたお前は「攻撃回数はおなじなのだから腕は残しておいた方がよいのでは?」などとメガネをクイクイさせながら言うかもしれないが、腕はチャージ攻撃で全体攻撃をしてくるのでそれが事故に繋がる。まっさきに殺れ。
次に、マスタースキルと孔明の第三スキルで火力バフをかけて、孔明の宝具とアタッカー(クーフーリン)の宝具をチェインさせて撃て。余裕がなければ、孔明の宝具を先撃ちする。孔明の宝具抱え落ちだけは避ける必要がある。
この辺で、前衛の誰かが死に、ダビデが出てくる。茨木の宝具はバフ消し効果があるので、ダビデの第二スキルで防ぐ。ガッツは無駄撃ちしてはならないが、矢避けとの重複は気にするな。
こんな感じで戦っていく。最優先なのは、アタッカーのカードを最優先で選ぶことだ。もしも矢避けがない状態でイレギュラーな宝具が飛んでくる場合、オーダーチェンジでゲオルギウスを召喚して受けろ(アタッカーと入れ換えてはいけない)。ゲオルギウスではなくマシュを使えば火力礼装を更に使えるようになるが、通常の盾としての機能を考えたのでこの編成ではゲオルギウスにした。但し、バフ消しでのターゲット集中やガッツの無駄に注意せよ。
最終的には、クーフーリンとクーフーリンが並ぶ。この状態なら数ターンは生き延びられるはずなので、カードを取り違えないよう注意し、矢避けのCTにも注意しながらダメージを与えていく。
これで、300万ダメージくらいは与えられる筈だ。なので「鬼なかし」はクリアできるだろう。それ以上となると、礼装を限凸する、クーフーリンにしょうどうぶつを詰め込んでステータスを底上げする、いっそアタッカーをレアなサーヴァントに変える、など……色々なアレンジをする必要がある。
しかし、そのもととなる編成はここで書いたので、俺のこうりゃく記事はこれで終わりだ。
今回俺が言いたかったのは、ニューメキシコはメキシコとは違うそんざいであること。引き継ぎコードはだいじだということ。この3つだ。
お前も、できることなら今すぐ引き継ぎコードをかくにんして、紙にメモした上で財布にしまうとかした方がいい。俺のようになりたくなければだ。
(ついき)
じっさいのダメージ量はこんな感じになる。