考えるタケノコのブロゴ

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お前はサーヴァントをキャスティングする

 よく来たな。俺はジョン=スパイラル・グッドスターだ。

 俺は、今日まで様々なサーヴァントの記事を書いてきた。だがそれは、すべて今日この日のためだ。
 お前は、5にんのサーヴァントとフレンドのバンデラスでパーティーを組み、メキシコやメキシコを蹂躙しているだろう。今日は、そのパーティーの組み方の話だ。今回は少し初心者向けだ。そして、少し長くなるが、映画一本と比べれば短いのであんしんしろ。


 そう、パーティーの組み方は、えいがのキャスティングに似ている。
 大事なのは、四つ。①クラス相性②カード割合③役割分担④コスト。四つだ。このすうじは、今までに無い複雑さを示している。①のクラス相性については、お前は既に知っている筈だ。なぜなら、チュートリアルとかでやるからだ。
 バーサーカーの攻撃は1.5倍とか、シールダーはバーサーカーからの攻撃も等倍とか、そういう複雑な事情を除けば、クラス相性は一番簡単なことだ。だから例えば、FGOを初めてすぐのお前は、敵が相手がワイバーン(ライダー)の群れならばこういうパーティーを組む。


・お前がやりがちなパーティーの組み方①

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 クラス相性は理解しているので、お前は高レアリティからじゅんに有利属性のサーヴァントをならべはじめる。

 しかし、この状態では、お前のパーティーはただのモヒカンの群れでしかない。バンデラスからもほど遠い。
 モヒカンでも、腰抜けのワイバーン程度は撃退できるし、初期のFGOではこのタイプのパーティーでも充分生き抜けたが、真なるメキシコでは通用しない。例えばハサン(腕が長いやつだ)やクーフーリン(どれでもいい)は、この「ひたすら並べる」闘い方に向いているのでもてはやされたが、お前が腰抜けになるといけないので俺は敢えて解説してこなかった(勘違いしないで欲しいが、コイツらは死ぬほど強い)。
 何故なら、このタイプのパーティーで下手に戦えてしまうと、お前の頭はすぐ気を抜いてララランドしてしまうからだ。ララランドを見ろ。そして、タフになれ。

 同じクラスのサーヴァントを並べたパーティーは、例えば全員がうちゅう飛行士とか、全員が兵士とか、そういうジャンルの映画のようなものだ。必ずしも間違いではないが、注意を要する。
 自分のサーヴァントが死なない前提で、尚且つ十分に戦力がバンデラスなら、この戦い方は正解なこともある。なぜなら、単純にレアリティの高いクラス有利サーヴァントで殴る方法は、戦闘が早く片付く筈だからだ。バンデラスが1人よりも2人の方が4倍強い。単純な理屈だ。これは、俳優のちめいどとかでゴリ押し宣伝する映画のようなものだ。

 しかし、そうでない場合は違う。はっきり言う。お前のサーヴァントが未熟なら、お前のサーヴァントはすぐ死ぬ。というよりも、死なねばならない
 これも単純な計算だ。俺はもう何度も言っているが、FGOはコマンドオーダーバトルだ。強いサーヴァントのカードを選ぶ機会は、多いに越したことはない。つまり、強いバンデラス1体+弱いサーヴァント2体よりも、強いバンデラス1体の状態の方が、圧倒的に強いのだ。

 だから、必要なスキルなどを撃ち切ったら、盾になって死ぬことを考えろ。お前のサーヴァントはウォー・ボーイだ。イカレたメキシコで、イカレた棒高跳びをして死んでいく。そして最後に生き残ったマックスとかバンデラスとか蛮人コナンとかが、敵をボコボコにする。
 しかし、ウォーボーイたちの死は無駄ではない。死に際を見極めろ。如何に長生きするかより、如何に苛烈に生き、そしてバフとかをこうせいに残すかを考えろ。
 
 同じクラスをただ並べることの弱点は、他にもある。それは……「スター集中」だ。同じクラスのサーヴァントはスター集中率が偏っており、スキルを使わない限りスターのコントロールが難しい。バンデラスは1人よりも2人の方が強い。しかし、3人の方が強いかは、実はわからないのだ。

 だから例えば、時にはクラス相性を逆手に取り、スターの集まりづらいバーサーカーやブシェミなどを脇に添えてバンデラスをスターにし、弱いのサーヴァントを先に倒してもらう、という戦術すら有効な場合があるのだ。

 色々書いたが、俺が言いたいのは、もっとも強き男がもっとも輝くのは、戦場の終わりに一人で立つ時だということだ。


 ここまでが、レッスン・1だ。
 レッスン・2。お前は、サーヴァントが死ぬことを理解した。次に考えることは、「死ぬまでに何をするか」だ。「スキルとか宝具を使うんだ」と思ったお前は正解だが、スキルにのうを汚染されているので洗浄とかせよ。
 映画でも、大事なのはストーリーだ。ストーリーにあったキャスティングをお前はしなければならない。例え、お前のサーヴァントが何ら有効なスキルを持っていなくても。台詞もなくただその辺に突っ立っているだけのサーヴァントでも、ストーリーの上で出来ることはあるのだ。それは、「カードを供給すること」だ。

 お前は、②の「カード割合」をお前は考えねばならない。サーヴァントはそれぞれ持っているコマンドカード(ABQ)の割合とか性能とかが違う。そのことだ。
 コマンドカードの細かい仕様(カード種チェイン、ブレイブチェイン、手番ボーナス、1stボーナスetc)について、俺は一々解説しない。知りたいなら、おき太とノッブの解説を読み直せ。俺はお前のママではないので解説はしないが、おき太には母性を感じている。

 話を戻す。問題は、カード配分の話だ。カードチェインについてだけは理解したお前は、こういうパーティーを組み始める。

・お前がやりがちなパーティーの組み方②

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 この例では、頭がバスターにおかされてしまっている。手遅れだ。こういうバスター脳の根深いところは、「最適解である場合が少なからずある」ということだ。単純にバスターチェインしていても、いつかは敵は死ぬ。それで何も問題は無い。但し、それがお前のサーヴァントが死ぬより早いならばだ。

 バスターチェインで死なないタルサ・ドゥームを何とかするには、お前はナチョスやクリティカルスターに気を配らねばならない。
 だからといって、アーツやクイッkなら良いというものでもない。特に何も考えずにA9枚みたいなパーティーを組むヤツはナチョス依存症だし、「クイックしてる俺かっこいい」「星が出ると心がフワッとする」みたいな思考でQ9枚みたいなパーティーを組むどうしようもないお前は、クイックこうせいしせつに再び送られることになる。初手バスターの大切さとかを学べ。

 前に少し言ったが、カード性能はサーヴァントによって違うので、一概には言えない。しかし、例えば「アーツカード9枚+アーツ宝具3枚」みたいなナチョスいぞんしょうパーティーは、他にクリティカルスターを出す手段が無い限り、却ってダメージ効率が悪いことが多い。幾つかの星5ではバンデラスのようなカード性能でこの壁を超えることもできるが、そうでないなら好き嫌いせずカードを取る必要がある。

 アーツチェインやクイックチェインは、決して悪ではない。但し、お前はバスターを軽んじてはならない。1stボーナスやカード順ボーナスを忘れてはいけない。時と場合を選ぶことだ。そうしなければ、お前はナイフを構えたダニートレホの前でゆうちょうに拳を握り始め、むざんに屍をさらすことになる。

 例えば俺は、普段はアーツやクイックを使ってナチョスを溜めながらバスター宝具を確保しておき、クリティカルが出そうなターンで初手に使ってダメージを増やす、という運用をすることがある。1stボーナスは、けっこうダメージが増えることがあるからだ。そして、ヒット数が多いエクストラアタックを狙える状況なら、頭をQにして、スター発生を狙ったりもする。
 コマンドカードの選び方は、極めてデリケートな問題だ。しかしヒット数の多いカードを後に持ってくるとか、そういう基本は存在する。そして、お前はカードの枚数をコントロールすることができるのだ。


 次は、レッスン3だ。
 お前は次第に、カード供給だけでは飽き足らなくなる。スキルや宝具を使いたくなってしまう。気の早い奴は、既に使っているかもしれないが、一度脳を巻き戻せ。
 ここで役に立つのは、今までのサーヴァント紹介記事だ。紹介しなかったヤツについては、SiriだかWikiだかに聞け。そして、有用なスキルを見つけ出せ。バフは重ねがけしろ。スキルや宝具は、組み合わせ次第でシナジーすることがある。キャスティングの参考にすることだ。

 しかし、スキルという存在はあまりにも漠然としすぎている。宝具もだ。お前はその名前やふくざつな効果に惑わされ、スキルの使いすぎで記憶が磨耗し、いんけんな神父と殴りあった末に義理の姉の名前まで忘れてしまうことになるなどするだろう。
 そうなってからでは遅い。
 だからここでお前は、いにしえの言葉を思い出す。「サーヴァントによって得意なことは違う」……確か、『フレンズ』というドラマ(腰抜けのえいかいわ教材とかに使われてるやつだ。但しヴァンダムやブルース・ウィリスがゲストで出てくる)に、そんなセリフがあったような気もする。
  
 大事なのは、役割分担だ。もっとも分かりやすいのは、「アタッカー」と「サポート役」を分けることだ。アタッカーは、つまり敵を力強く殴る、主役のバンデラスなどだ。フレンドから借りてもいい。そしてサポートは、ナチョス屋の親父や貧弱などうわ作家、ゲオルギウス……そういう奴らだ。脇役かもしれないが、重要だ。他にもサブバンデラスとかも居るが、めんどうなので省略する。
 レッスン1でも俺は言った。2バンデラスは1バンデラスより強い。だが、3バンデラスは2バンデラスより強いとは必ずしも言い切れない。主役だけの映画は殆どの場合成立しないのだ。サポート役が必要なのだ。バンデラスが多すぎると、お前の船は車爆弾めいてメキシコでむざんに空中分解することになるだろう。

 こうして役割分担を決めてサーヴァントを育てていくと、次第に、ウォーボーイのごとく散るだけだったお前のサーヴァントも少しはできることが出てくる。少なくとも、仲間が腕立て伏せしている間ドーナッツを齧り続けるような奴ではなくなるだろう。


 最後のレッスンは、コストについてだ。コストというのは、予算のことだ。ある意味最も重要ながいねんだ。いくら有用なサーヴァントでも、コスト……出演料の縛りからは逃げられない。そもそもトリプルバンデラスすると出演料が足りなくなって概念礼装が付けられなくなるし、ブルース・ウィリスはエクスペンダブルズを降板することになる。お前が星5を並べて戦おうとしても、FGOがそれを許さない。

・お前がやりがちなパーティーの組み方③
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 ゆうめい俳優を使いすぎるとこうなる

 だから、俺は出演料の安い低レアリティのサーヴァントについてかいせつしてきた(ナチョス屋の親父は例外だ)。フレンドのサーヴァントはタダで借りられるので、それを使うのもいい。お前がタフになって予算を増やすのも手だし、概念礼装をケチるとか、そもそも出演者……サーヴァントの数を減らすこともできる。予算は、何をするにも必要だ。だから、お前は予算を大事にしなければならない。

 ……但し、一つだけ例外がある。それは、マシュ・キリエライトだ。彼女は身内で、言わば助手めいた存在なので、出演料がかからない。しかも、最終的には優秀な助手になり、サポート役として恐ろしい強さを発揮する。


 これで、レッスンは終わりだ。俺は、全てを伝えきれてはいない。今回示した指針……
・サーヴァントは死ぬことを理解しろ
・コマンドカードいぞん症になるな
・バンデラスだけで映画は撮れない(『オートマタ』とかは例外だ)
・マシュの出演料はタダだ
 これらは、あくまで一つの指針に過ぎない。
 俺を信じすぎるな。俺が今回言いたいことは以上だ。

 俺は次回、マシュと、そしてお前のサーヴァントが限界を打ち破る方法について説明する。
 このブロゴも、次回でひとまず最終回だ。