『ブッシャリオン』の設計思想とか(連載編)
さて。前回の続きです。展開速度とかの問題を解決するための、答え。
・内容を圧縮して毎日やります。
以上。
……これだけでは難なので、圧縮の方法から触れていきましょう。
まず、リミット字数に収まるように、何もかもをバッサリ削ります。書かなくていいシーンは省く。説明する必要の無いことは省く。用語の説明も、『ネットで調べて分かる』ものは省く。設定解説も、本編中でやると長くなるから外へ出す。
ブッシャリオンの設計思想、とりわけ描写面は『引き算』で成立しています。そして、圧縮した描写で極限までスピーディーな展開速度を維持する。それが基本方針です。読む人に無駄なストレスをかけない、というのは基本なのではないかなぁ、と。
なんかこの辺は、カクヨムの近況ノートでも触れたような。触れなかったような気もしますが。
さて、次は「毎日」の方の話です。
『日課』になっていること。ありませんか?
コーヒーを飲む?新聞を読む?ソシャゲのAPを消費する?
色々な日課があると思います。
そこに、小説、特にブッシャリオンを読むことを加えて貰おう。自分はそう考えました。
「毎日更新する」ということは、「毎日読む必要がある」ということでもあります。つまり、「小説を読む」ということがいつの間にか生活の中に組み込まれている、というのを目標にしたのです。
実際やってみると、毎日やるのは大変しんどい、ということが分かったので不定期に休みを入れることにしました。そんな感じで、ブッシャリオンの更新システムは出来上がって行きました。